今回の郡山市少年少女発明クラブ活動はラジオを作製するということで、「鉱石ラジオ」を作りました。
今回作る鉱石ラジオはラジオの基本中の基本のもので、部品も少なく仕組みも簡単です。しかも電池はいらず、うまく電波をとらえればよく聞こえる優れものです。
さっそく組立を開始し、電波をとらえるためのコイルを巻き始めましたが、思いのほか苦戦するクラブ員が続出しました。そこで、うまく巻くためにコイルがからまないよう工夫をしましたが、それでも何人かは先生方に手伝ってもらう人がいました。
次にダイオードなどの各部品をつなぎ合わせます。部品をつなぐためにリード線や各部品のコードの先の皮をむいて銅線をだし、はんだでつなぎ合わせます。今年も初めてはんだごてを使うクラブ員がいて、先生の指導のもと慎重につなぎ合わせていきます。うまくいかないクラブ員は先にできた人に教わりながら完成させていきました。
最後につなぎ合わせたものがラジオとして機能しているか、黒森先生がテストをして完成です。残念ながら科学館の中では電波が弱くて鉱石ラジオが鳴ることはありませんでしたが、電波を受信している状態を確認することはできました。また外に持っていくとラジオを聞くことができるので、先にできたクラブ員達が表に持っていって試していました。今回、非常に苦労した鉱石ラジオでしたが、電気工作の基礎ともいえるもので、クラブ員には良い経験となりました。
次回は「はく検電器」を作ります。