第6回目の活動は、「空を飛ぶもののいろいろ」でした。
最初に、小野先生が「空を飛ぶものはどんなものがあるかな?」という質問をしました。クラブ員たちからは「飛行機」「蛾」「宇宙船」「木の葉」などなど、身のまわりにある空を飛ぶももが出てきましたが、それらを「昆虫」「人が作ったもの」等のように仲間分けを行いました。
次は、モニタ画面を見ながら、花のタネも空を飛ぶことを知り、タネの形から何のタネか考えました。そして、実際に細く切った折り紙を折ったり、クリップで重さをつけるなど工夫しながら、花のタネを折り紙で再現しました。
「作っては飛ばし、飛ばしては作りかえる。」という作業を繰り返しながら、子どもたちは、タネの飛び方の不思議さに引き込まれていきました。
今回、作ったタネの中でも「アルソミトラ」のタネは、とてもおもしろい飛び方をします。ふわりふわりとまさにグライダーのようです。少しずつ折り曲げ方を変えて工夫しながら、滑空するアルソミトラのタネを楽しみました。
小野先生から、「実はアルソミトラのタネの形から、グライダーが考えられました。」というお話に、クラブ員たちも納得でした。
最後に、小野先生から飛ぶものを研究しているところのひとつとして、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や、JASDF(航空自衛隊)のお話があり、その中の資料に掲載されている紙飛行機をみんなで作りました。
皆さんの感想カードの中から二つ紹介します。
「タネがいろんなふうに飛んですごかったです。回転したり、ゆらゆら飛んだり、とても面白かったです。タネが子孫を広めるために工夫していることも分かりました。」
「『空を飛ぶもの』のタネを折り紙で作ってみると、そのタネがどんなふうに飛ぶのかが分かりました。それぞれを少し工夫するだけで飛び方が変わり、とても面白かったです。先生方のマメ知識も面白く、学習になるものばかりでしたので、しっかり覚えることができました。また、飛行機を作るのも楽しかったし、飛び方もいろいろあってとても楽しめました。」
次回は「ゲルマニウムラジオ」です。