郡山市少年少女発明クラブ 第8回 活動報告

2015年12月20日(日)

 第8回目の活動は「なつかしい昔のおもちゃ作り」でした。

 

 最初に、黒森先生から「糸巻き車」についての説明がありました。

 「糸巻き車の糸巻を見たことがありますか。」と質問をすると、クラブ員から「家庭科の時間に見たことがある。」、「家でお母さんが使っていた。」などの答えがありましたが、初めて見た人が多かったようです。

 「今、この糸巻は手に入れるのが難しいので、身近にあるこんな材料(トイレットペーパーやラップの芯)を利用して作ってみよう」と説明があり、さっそく「糸巻き車」作りが始まりました。

 作業は順調に進み、早速競争してみることになりました。だれが一番だったかな?


 「思うように回らない」、「ぐるぐる回ってばかりで進まない」と、悩んでいると、大越先生から「割りばしをこんなふうに削ってみたらどう?」とか、「摩擦を大きくするために、輪ゴムをまいてみたら・・・?」等のアドバイスがありました。すると、あちこちで、糸巻にセロテープを貼ったり、輪ゴムの数・割りばしの長さや太さを変えたりするクラブ員の姿がみられました。さすが、発明クラブの皆さんです。

 競争も、進んだ距離やかかった時間など、遊びの中にも工夫がみられました。


 次は、トイレットペーパーやラップの芯に穴をあけ、吹いて音を出すおもちゃ(鳩笛)を作って遊びました。黒森先生や小野先生から音を出すために吹き込むコツを教えてもらい、何度もやっているうちに、少しずつ音が出せるようになってきました。 

 最後に感想カードから二つ紹介します。

 「ぼくは、今日の発明クラブで作ったときの達成感や遊んだときの楽しさは、今も昔も、あまり変わらないんだということがわかりました。」

 「進んだ距離÷かかった時間=速さ が出ることがわかった。輪ゴムの力で進むことはすごいなと思った。ペーパーの芯の笛は、フルートのマウスピースと同じ原理なのかなあと思う。糸車を作って昔の人の知恵にあらためて感心した。」 


 次回は「からくり工作」です。お楽しみに!