第2回目の活動は、「マックスウェルのコマ・遠心ゴマを作って遊ぼう」を行いました。
最初に、第1回目の開講式に出席できなかった大越先生の紹介がありました。
開講式では、緊張気味な表情のクラブ員が多かったのですが、2回目になるとその固さもとれ、リラックスしたふんいきの中で2回目の活動が始まりました。
まず、今回担当の黒森先生から「マックスウェルのコマ」の説明があった後、各班に見本が配られ、実際にコマを回してもらいました。
全員が体験し終わった後、黒森先生から「地球の地軸が傾いていること」、そして、回転している物体の回転軸が、円をえがくように振れる現象「歳差運動=みそすり運動」についての説明がありました。小・中学生には難しい内容でしたが、「地球儀」を使ったり、「コマの回る様子」を実際に観察しながら、具体的な説明が行われました。
続いて、「遠心ゴマ」作りです。材料は黒森先生が、使用済みの牛乳パックや厚紙・かまぼこの板・針金など、クラブ員全員の分を用意してきてくださいました。
製作の前に、大越先生から「遠心力」についての説明や実演がありました。
いよいよ「遠心ゴマ」作りです。指でつまんでコマを回すのではなく、遠心力を利用してコマを回す活動に、最初は回すことができないクラブ員の皆さんもいましたが、班員の友達からのアドバイスを受けたり、先生方の手助けで、全員が上手に回すことができるようになりました。
そして、クラブ員一人一人が自由な発想でコマのデザインを考えました。
最後に、活動を終えたクラブ員の感想を紹介します。
「手ではなく棒でも回せるということが、初めて分かりました。最初はできなかったけど、先生たちが教えてくれたり、年上の人が手伝ってくれました。私は指の先でも回せるようになったので、もっといろいろな場所で回してみたいと思います。」
「遠心ゴマは、クリップを増やすと早く回ることが分かった。遠心ゴマの絵をかく部分は、いろいろかくと色が混ざりあった。」
「今日は、『歳差運動』や『同調』、また遠心力について学びました。コマを回す所がザラザラかツルツルかで、回り方が変化することに気がつきました。」
次回は、「水で遊ぼう(浮沈子作り)」の工作です。