第6回目の活動は、「ゴムで動く車を作ろう!」を行いました。
先月のモーターに続いて走る車を追求するため、今回は、牛乳パックを使ってゴムで走る車の工作でした。
担当は黒森先生です。「普通の車は、走らせたら行ったままになりますが、戻ってくる車があればおもしろいね。今回は、作り方を工夫して、走っても戻る車を実際に作ってみましょう。」との話がありました。
さて、いよいよ工作開始です。車体は牛乳パック、エンジン(動力)は輪ゴムです。クラブ員は、思い思いに輪ゴムを繋ぎ、くぐらせて固定していきます。車輪を固定するためには竹串を使うのですが、微妙な長さの加減があり、手を切らないよう注意しながらカッターで削って調整しました。
完成したら、別会場に移動してさっそく走らせてみました。輪ゴムを巻く回数等によってどのくらい進むのか、距離を測定しました。
輪ゴムの本数、繋ぎ方、長さ、巻く回数などによって、どのくらい違うのかな?と、自分なりに実験の条件を変えながら、丁寧に記録をとっていきました。中には、30回巻いてみたクラブ員もいました。
最後に黒森先生から、本日のキーワードである「誤差」についてお話がありました。「実験の中では誤差がつきものです。何度やっても同じ結果になるとは限りません。今回は、この活動を通じて、測定の結果をどのように扱うのか、また自分の予想通りだったのか?異なったのか?それはなぜなのか?など、いろいろな記録を基に考えて見ることが大事なのですよ。」とのお話がありました。
最後に、活動を終えたクラブ員の感想を紹介します。
「今日は、いつもより工作が早く終わって、いっぱい車を走らせることができました。でも最初は車がちゃんと走らなかったけど、先生に教えてもらって、もっと走るようになってよかったです。」
「ゴムで動く車は、工夫次第で戻ってきたりするということを初めて知りました。タイヤの大きさで巻く回数が同じでも進む距離が変わるということが分かりました。」
次回は、「空気で遊ぼう」の工作です。