第8回目の活動は、「立体模型を作ろう!」を行いました。
今回は大越先生が担当して、1枚のケント紙から立体模型を作る「カライドサイクル」を行いました。
工作の前に、大越先生から「カライドサイクル」は、紙に描かれた直線を山折りしたり、谷折りしたりすることによって完成させる作品であることの説明がありました。
そして、「カライドサイクル」の製作方法を理解するために、ふれあい科学館の開館15周年イベントで使用した、小型の「カライドサイクル」を実際に作ってみることから始まりました。
台紙を切り、直線にそって山折り・谷折りするところまではスムーズに進んだのですが、組み立てになると難しいようで、少し時間がかかりました。それでも全員が1個目の「カライドサイクル」を完成させることができました。
この「カライドサイクル」は、卵から蛙に成長する姿が4つの場面に分かれてできているものです。
いよいよ次は、世界に一つ、自分で作って描く「カライドサイクル」作りです。
クラブ員は、真剣そのもの。しっかり紙を折り、両面テープを使って組み立てが終わると、予め家で考えてきた4つの場面を、水性ペンやマーカーなどを使って、楽しそうに描いていました。休憩やトイレの時間も活動していたクラブ員がほとんどでした。
最後に、活動を終えたクラブ員の感想を紹介します。
「今日の活動で楽しかったことが二つあります。一つ目は、カライドサイクルを作る時、組み立てるのが難しくて楽しかったです。二つ目は、カライドサイクルに絵を描いただけでなく字も加えたので、分かりやすくできたことです。2016年最後の発明クラブは楽しかったです。」
「作る時に、特に二つのことを工夫しました。まず、紙を切るところからていねいにやったことです。僕はあまり器用ではないのですが、せめて工作だけは、上手に作りたかったし、今回は特に重要なので頑張りました。次は、前日に描いてきた絵を貼ったことです。これは、今日は時間がかかる工作だったので、時間短縮になって良かったと思いました。」
今回の活動も楽しんでいただいたことが、多くの感想から読み取れました。
次回は、「電気で遊ぼう=モーターを作ってみよう」の工作です。