第4回目の活動は、「回転でアニメーションの動きを知ろう」を行いました。
今回は大越先生の担当で、「回転でアニメーションの動きを知ろう」というタイトルで、ゾートロープとフェナキスティ・スコープの2つの製作を行いました。
最初は、大越先生が前もって「見本」として製作してくださった作品を、クラブ員に見てもらいました。クラブ員一人一人が、はっきりとこれから製作する作品のイメージを持つことができたようでした。
製作活動は図の型紙を黒画用紙に貼り、すき間の線を切ることから始まりました。今回の作業で一番難しいのは、回転する型紙の部分と回す軸を、いかに水平に固定するかです。今まではボンドやセロハンテープで固定していたのですが、上手くいかないことが多かったのです。そこで今回は、スポンジタイプの両面テープを使用してみました。すると、あまり苦労することなく接着することができました。
さらに安定させるため、裏面を接着剤で固定していきました。両面テープを使ったことで作業は思いのほかスムーズに進みました。最後の紙コップとストローを使った台座は、とても簡単に作ることできました。今回で4回目の活動ということで、クラブ員も手際よく作業ができるようになってきたようです。
さっそく、できあがったゾートロープを手にして、興味深く覗き込んでいました。
時間に余裕があったので、予定通りフェナキスティ・スコープの製作に取り掛かりましたが、こちらは、ほとんどのクラブ員が苦労することなく、作り上げることができました。2つの作品ができあがったところで、「なぜ、回転させると絵が動くように見えるのか?」、キーワードの「残像」について大越先生から説明してもらいました。
最後に、活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介します。
「今回は2種類のスコープを作って、アニメの原理について学ぶことができました。教わったことはできたけど、まだまだ、揺れが大きかったりと、改良すべき点も多いので、そこをつきつめていきたいです。」
「ゾートロープを作った時に、回りづらくなったので、コップの底に固定するためにつけていたセロハンテープを取り除いたところ、うまく回ったのでうれしかったです。家で作ったときは、成功しなかったので、とてもよかったです。」
「フェナキスティ・スコープは、普通にみるとそれほど変化がないのに、鏡にうつすとそれと違う動きをするところがとても面白かった。次は自分で描いた絵を使って遊んでみたいと思う。」
次回は、「2個のモーターを使って発明しよう!!」です。