第7回目の活動は、「スピーカー・マイクを作ろう」を行いました。
今回は黒森先生が担当して、「コップスピーカー」を製作しました。
最初に、エナメル線を何十回も巻いてできあがったコイルの中に、磁石を出し入れすると、電流が発生する実験を見せてくれました。
次に、このコイルを利用して、コップスピーカーを作りました。コップの底にフェライト磁石とコイルを固定し、カップの中にもフェライト磁石を取り付けました。
完成したコップスピーカーをラジオのスピーカーに近づけると、なんとラジオから聞こえる音量より一段と大きくなった音が、コップスピーカーから聞こえてくるではありませんか。クラブ員から「すごい!ふしぎ?」の声が一斉にあがりました。
続いて、スピーカーとマイクロホンの原理について説明がありました。黒森先生から、「磁石が動くことによって空気も一緒に動き、音となるんだよ。」と説明があると、クラブ員は熱心に耳を傾けていました。
その後、市販のスピーカーにはんだ付けの作業を行いました。クラブ員は、今までの活動で何度か経験はしているのですが、やはりなかなか難しいようです。一人一人集中して作業を進めていきました。
その後、簡単な電池で音を確かめてみました。その方法は、10円玉と1円玉の間に水に浸した紙をはさんでつなげることです。本当に音が出るかクラブ員は興味津々。「カリッカリッ!」と聞こえて、クラブ員はニッコリでした。
最後に、スピーカーを2個つなげると、スピーカーがマイクになることを、班員同士で実験して確かめ合いました。スピーカーとマイクは構造が一緒であることを、黒森先生から説明していただきました。
今回の活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介します。
「10円と1円と紙だけで電池を作れることを初めて知った。カリカリと音が鳴ることも分かった。電池がないのに、マイクとスピーカーで話ができるのが不思議だった。」
「自分だけのスピーカーを作ることができ、うれしかったです。音量を大きくすると、そのぶん、電気を使うようになると聞いたことがあるので、電気を節約できると思います。」
「スピーカーと回線だけで離れた会話ができ、うれしかったです。」
次回は、「万華鏡を作ろう!!」です。