郡山市少年少女発明クラブ 第9回 活動報告

2018年01月14日(日)

 第9回目の活動は、「磁石と電池で発明しよう!」を行いました。

 

 今回は小野先生が担当で、「磁石と電池で発明しよう!」というテーマで、リニアモーターカーを作りました。朝の気温がマイナス6度という寒い日にもかかわらず、多くのクラブ員が元気に参加してくれました。

 小野先生から今回作るリニアモーターカーの完成品を見せてもらいながら、その仕組みについての簡単な説明と、日本の鉄道技術の高さについての話がありました。

 作業は、3つの段階に分かれて進められました。

 さっそく、リニアモーターカーの本体を作る第1段階が始まりました。ペットボトルの両側の部分を切り落とし、残った円柱形の部分に、アルミホイルをしっかり巻きつける作業です。アルミホイルを巻きつけるのは一見簡単なようにみえますが、しわにならないようにするのは、なかなか難しく予想以上に時間がかかってしまいました。


 第2段階は、レールの部分を作る作業です。最初は、透明なプラスチック板の両端にアルミテープを張る作業です。巾10oのアルミテープを50cmの長さでしわが寄らないように、まっすぐプラ板に貼ることはなかなか難しい作業でした。次はネオジム磁石50個をN極・S極を間違わないよう張り付ける作業です。ネオジム磁石だけに反発力も強く、丁寧な作業が求められましたが、根気よく作業を続けることができました。

 第3段階は、電源部を作る作業です。単二の乾電池をテープで固定し、導線を使って直列につなぎます。絶縁のために被覆してあるビニルを剥がすのにやや時間がかかりましたが、クラブ員全員、作り上げることができました。

 最後に完成したリニアモーターカーを走らせました。極がまちがっていたり、レールのしわなどで動かないリニアもありましたが、多くのクラブ員は、磁石で走るリニアモーターカーの素晴らしさに、感動していました。


 今回の活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介します。

 「きちんと作ることが出来てよかった。きちんと走ったし、+・−のリード線を本体のどちらにつけるかによって、回転する向きが変わったのがとても面白かった。」

 「自分のは動かなかったが、動いている人のを見てすごいと思った。ニュースで聞いているリニア新幹線は、これをさらに大きくしたもで、大きいということは、小さなミスが命取りなので、改めて日本の技術は進んでいると思った。」

 「きれいに作ることを意識して、最後には走ったのでよかったです。これを作るのと同時に、日本のリニアモーターカーの高い技術を実際に体験することもでき、勉強になりました。電池や磁石の仕組みに気を付けながらできて、とても楽しかった。」


 次回は、「いろいろなプラスチック!!〜プラアクセサリーを作ろう〜」です。