今夜の星空を眺めながら、星座の見つけ方や星座にまつわる神話の世界、そして話題の天文ニュースなどを紹介していきます。
また、天文や宇宙に関するテーマについて、迫力ある映像を交えながらご紹介します。
子どもから大人まで、星座に親しみ、宇宙や星空について詳しく知ることができる番組です。
現在地上400kmの宇宙空間で、国際宇宙ステーションの建設が進み、まもなく完成を迎えます。
その中には、日本が制作した実験室「きぼう」があり、宇宙という場所を使った、さまざまな実験がおこなわれます。
宇宙での実験で何がわかるのか、ふしぎな科学と身近なつながりをご紹介します。
【安藤解説員】
2009年は世界天文年! 宇宙をさまざまな視点で見る年にできればと思います。その最初にご紹介するのは、「宇宙の実験室」。
国際宇宙ステーションの完成も近づき、本格的にさまざまな実験が行われるようになってきました。宇宙時代の到来から、時を経て日本も本格的に参加しての宇宙で、様々なことを解き明かす、そんな時代になりました。
皆さんの宇宙への思いや、アイデアを思い描きながら、宇宙の実験室がどのようなことを実現し、また解き明かしてくれるのか、一緒にワクワク・ドキドキしてみましょう。
もちろん、宇宙を見上げる一歩である星空も、賑やかな冬の星たちを中心に楽しみ、解き明かしていきましょう。
【近藤解説員】
いよいよ2009年、世界天文年が始まります。一方で、2009年はアポロ11号が人類初の月面着陸を果たしてから40年という節目の年にあたります。
日本初の有人宇宙施設「きぼう」は、2008年6月に星出宇宙飛行士が船内実験室の組立ミッションに参加し、本格的な宇宙での実験が始まっています。無重力状態という特性を活かした様々な実験が行われ、それはやがて私たちの日々の暮らしに役立てられていくことでしょう。そして、私たちが将来、宇宙へ行き、暮らすための貴重な資料となります。まさに、宇宙への「きぼう」がつまった実験施設が2009年に完成する予定です。
夜空に見える国際宇宙ステーションの見方もご紹介します。ぜひ皆さんも、ご自分の目で「きぼう」の光をご覧ください。
【水谷解説員】
2009年最初のテーマは日本が打ち上げた宇宙の実験室とも言える「きぼう」です。きぼうは国際宇宙ステーションの中の1つの施設として、日本が開発をしてきました。そして、2008年3月の土井宇宙飛行士のフライトから組立てが始まりました。現在はその最終段階にあり、いよいよきぼうが完成しつつあります。
宇宙での実験とはどのようなものでしょうか。きぼうの全貌を紹介し、これからのきぼうの利用などについて分かりやすく紹介していきます。
将来は、皆さんがきぼうを使うことがあるかもしれませんし、もしかしたら宇宙飛行士としてきぼうに行ける日がやってくるかもしれませんよ?!
2009年は世界天文年です。ガリレオが望遠鏡で宇宙を見て400年。現在は宇宙に人が行けるようになりました。宇宙を見つめ、宇宙を目指す。2009年はこれまで以上に皆さんと一緒に宇宙を楽しんでいきたいと思います。
2009年3〜4月
宇宙137億年大紀行 〜宇宙カレンダー〜
6月に宇宙ステーションに取り付けられた
「きぼう」船内実験室と船内保管室の様子
(C)NASA/JSC
地上400qを飛ぶ国際宇宙ステーション
中央上の右側に「きぼう」がある
(C)NASA/JSC
星出宇宙飛行士からのメッセージも!?
(C)NASA/JSC