プラネタリウム一般番組

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 今夜の星空を眺めながら、星座の見つけ方や星座にまつわる神話の世界、そして話題の天文ニュースなどを紹介していきます。

 また、天文や宇宙に関するテーマについて、迫力ある映像を交えながらご紹介します。

 子どもから大人まで、星座に親しみ、宇宙や星空について詳しく知ることができる番組です。

宇宙137億年大紀行 〜宇宙カレンダー〜 2009年3月1日(日)〜4月30日(木)

番組内容

 宇宙は今から137億年前に始まったと考えられています。生まれたばかりの宇宙は非常に高温・高密度で、星は1つもありませんでした。

 はたして、私たち人類が誕生するまでに、宇宙では一体何が起こっていたのでしょうか? 宇宙誕生から現在まで、壮大な宇宙の歴史を振りかえってみましょう。

解説員からの番組のみどころ

【安藤解説員】

 まるで空に張り付いているように感じられる星空が、奥行きのある広大な宇宙となり、そしてその宇宙には始まりがあることが分かった…。ガリレオが望遠鏡を夜空に向けてからの400年間、そしてここ数十年の間に、壮大な宇宙の物語がずいぶんと分かってきました。

 今回は、あまりに壮大な宇宙の歴史を、1年間のカレンダーに凝縮して、どのようなできごとがあったのかを見ていきたいと思います。

 宇宙の始まりにどのようなできごとがあったのか、そしてどのようにして現在の宇宙が作られ、地球が作られたのか、およそ137億年の旅をみなさんとともに楽しんでいきたいと思います。

 さまざまな宇宙のドラマを、映像とともにたどっていきましょう!

 

【近藤解説員】

 2001年に打ち上げられたアメリカの宇宙探査機WMAPによる研究で、宇宙の年齢や宇宙の構成物質など、様々な驚くべき成果が明らかになりました。これによると宇宙は現在から約137億年前に誕生したことになります。この宇宙創成の瞬間を1月1日とし、現在までの流れを1年間のカレンダーにすると、はたして私たちの地球は何月ごろに誕生したことになるのでしょうか?そして、人類の誕生は一体いつごろ!?

 今回は、宇宙の歴史を1年間のカレンダーに表した宇宙カレンダーをご紹介します。宇宙創成から現在までの長い時間の中で、この宇宙で、そして地球で何が起こってきたのかを振り返っていきましょう。それは、私たちがこの宇宙に誕生したルーツを探ることになります。

 冬から春へと移り変わりつつある星空とともに、宇宙カレンダーによる壮大な宇宙の歴史をお楽しみください。

 

【水谷解説員】

 年齢を重ねると、1年があっという間に過ぎてしまう…、なんていう話を耳にしたりしますが、宇宙の年齢に比べれば1年なんて本当に「あっ」という間でしょうね。宇宙は誕生してから137億年もたっているのですから。

 この137億年前という数字、ものすごく大きすぎてなんだかイメージがつかみにくいと思います。そこで、今回は宇宙の歴史を1つのカレンダーにして、その歴史を振り返ってみることにしてみました。

 簡単に「宇宙は誕生した」と紹介しましたが、いったいどのように誕生して、現在のような宇宙になったのでしょう? 始まりをお正月に、現在を大みそかとして、宇宙の歴史を1年間のカレンダーにたとえてみると、なんとなく宇宙の歴史を感じることができます。

 地球が誕生したのは何月?!人類が誕生したのは何月何日?!壮大な歴史の流れの中で、私たちはいったいどのあたりにいるのか、みなさんといっしょに見ていきたいと思います。自分のお誕生日のときに、宇宙で何が起こっていたのか確かめてみるのも面白いかもしれませんよ。

次回の予告

 2009年5〜6月

  太陽が消える 〜7月22日の皆既日食〜


宇宙の歴史の中で、地球や私たちの太陽系は
いつごろ誕生したのでしょうか?
(C)GOTO

 

 


宇宙は現在から約137億年前に誕生し、
膨張を続けている。
(C)GOTO

 

 


ビッグバン宇宙論の観測的証拠とは!?
(C)NASA/WMAP Science Team