今夜の星空を眺めながら、星座の見つけ方や星座にまつわる神話の世界、そして話題の天文ニュースなどを紹介していきます。
また、天文や宇宙に関するテーマについて、迫力ある映像を交えながらご紹介します。
子どもから大人の方まで、星座に親しみ、宇宙や星空について詳しく知ることができる番組です。
「投映スケジュール」をご覧ください。
古くから人々は星空を見上げ、さまざまな姿を描いてきました。世界各地で、神話や伝説と結びついて考えられた姿や、生活に密着した捉え方など、数多くの見方や呼び名がありました。バラエティ豊かな星座の世界を紹介します。
今夜の星座解説とあわせて生解説でお送りいたします。
現在私たちが用いている88の星座には長い歴史の流れがあり、興味深い物語の数々が伝えられてきていますが、それ以外の地で見られてきた星の世界も面白いものです。日本の地域により呼ばれた「星の和名」をはじめとした、普段なかなかご紹介できない、星の見方をお話していきたいと思います。
特に今回は、日本の古代における星座観を知ることのできる、奈良県明日香村のキトラ古墳に、プラネタリウムで出かけていきます。石室内へと入り頭上に広がる本格的な「天文図」と、周囲の四神の姿などは必見です。
この天文図から、古代中国の星座を星空に描くなど、星空のさまざまな見方をお楽しみいただけます。
【佐藤解説員】
かつて星がきれいだった頃、人々は星をつなぎ神話や伝説など様々なストーリーを作り上げてきました。西洋では星座が作られ、現代の私たちの生活の一部にもなっています。その星座には今は使われていない星座もあります。また、中国では、星宿(二十八宿)という見方をし、それが日本に伝わり日本の天文学の基礎となりました。エジプトでもその地ならではの星座が用いられ、世界各地で違った見方をしていました。
今回は、そんな世界各地の星の見方をプラネタリウムで再現します。普段見る星座とは違った星の結び方をお楽しみください。
【中島解説員】今回は、プラネタリウムの解説とは切っても切り離せない「星座」についてご紹介します。現在私たちが使っている星座は、5000年ほど前にバビロニアで作られたものが、地中海を経てギリシャ神話と結びついたものが元になっています。
しかし、星座は世界各地で作られました。私たちがよく知る星座とは全く異なる姿をしているものも多いですが、古代の星座はその国や地域の世界観を強く表しており、当時を生きた人々の考え方などを知ることができます。古代の人々がどんなことを考えていたのか、ドームに映し出される「星座」の世界から想像してみましょう。
宇宙はじまりの物語 〜ビッグバン〜
2018年3〜4月