クラブ活動
6月の活動報告

2004/06/18


 いよいよ科学クラブ第1回の始まりです。
 今回は植物の茎のつくりを調べます。フキをむいて表皮や導管、篩管などを実感します。そして、縄文時代の人が植物の性質を生かして繊維を取り、編んでいたという「アンギン編み」に挑戦します。


 

【Aクラス】6月12日(土)

 はじめはちょっと緊張気味でしたが、フキをむいたり引っ張ったりして、丈夫な繊維が出てくると、以前からの友だちのように打ち解け、協力して活動していました。そしてカラムシの実物に触れ、「アンギン編み」に使われていたのを知って「縄文の人は、どうやって見つけたんだろう」としきりに感心していました。
 後半は、いままでに見たこともない編み台を使ってアンギン編みの開始です。間違えてスタートまで戻ったり、引っ張りすぎてちぢんだり、悪戦苦闘の末、こつをつかむと、すいすい編むことができました。目標は10センチでしたが、30センチも編めた人も数人いました。最後にみんなで記念撮影し、満足げに帰って行きました。

 

【Bクラス】6月26日(土)

 アンギン編みってなあに? 科学と、どういう関係? この疑問が活動するにつれてわかってきました。
 今回使った材料は麻糸です。縄文の人はカラムシという植物の繊維を取り出して、糸を紡いでアンギン編みを織りました。麻やカラムシの茎の筋が繊維として使われているのです。フキの茎を代わりに使って丈夫な繊維のもとになる筋を取る実験をしました。この筋は植物の水や養分を運ぶ道です。縦に裂いたり、横に切って調べました。
 最後は、アンギン編みに挑戦です。みんなもくもくと編み機に向かい、すばらしい作品ができあがりました。

 

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