【後期講座】「天文”学”への招待」
第4回「星から学ぶ −日本の星のみかた−」活動報告

2006/02/23


 今年度より始まった、大人向けの継続講座「天文カレッジ」。今年度最後となる第4回は「星から学ぶ −日本の星のみかた−」をテーマに行いました。これまでの「天文学」とは少し雰囲気が違うようですが・・・。今回は事業課の安藤が担当です。


 

【第4回】2月22日(水)

 私たちは普段、西洋で生まれた星座といったまとまりで星空を見ていますが、日本にはまたそれとは違った星の見かたがありました。今回は、まず日本における星との関わりを、風習や信仰や中国からの天文学知識の導入といった点から紹介しました。

 そして、大正以降調査が行われ明らかになってきた「星の和名」をはじめとした「星の民俗学」について紹介していきました。日本各地で地域色や、農業・漁業といった生活の中での関わりなどについて、さまざまな和名から紹介しました。

 

 まだまだ星の和名は各地で伝えられ、また息づいています。以前担当者が失敗?したフィールドワークを話題に、星の和名を採集するための方法もご紹介しました。

 星からさまざまなことを学ぶということは、昔も今も続いています。今回の講座をひとつのきっかけに、これからも「星からの学び」を続けていただければ幸いです。

 

 今年度は、前期講座で「星空の楽しみ方」、今回の後期講座で「天文”学”への招待」をテーマとして、星を体験する、学ぶという両面から紹介しました。

 来年度も「天文カレッジ」を開催いたしますので、お楽しみに!


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