天文カレッジ 後期講座 第4回 活動報告

平成19年2月14日(水) 巡る惑星たち −占星術から太陽系の世界へ−

 今回はバレンタインデーに「巡る惑星たち -占星術から太陽系の世界へ-」をテーマに事業課の安藤が担当しました。

 

 今回は、これまでとは少し視点を変え、「西洋占星術」の話題から宇宙について観ることにしました。

 まず、「なぜ人々は占いを信じるか」という部分を、古代のさまざまな占いの方法や考えとともに紹介し、その中で占星術が観測の結果を元に経験則の積み重ねを行ったこと、普遍性のある手法が確立した流れを紹介しました。

 参加者のみなさんには個人ごとの誕生時のホロスコープを作成していただき、古典的な占星術の考えに触れていただきました。


 

 占星術の矛盾点などを紹介した後、プラネタリウムで、惑星の運動や黄道上の星座について見たあとは、太陽系(宇宙像)を人々がどのようにして理解していったかを紹介しました。

 一般的に「天動説から地動説」へと見方が変化した、という中にもさまざまな考えや観測の積み重ねがあったこと、「円の呪縛からの開放」が大きなポイントであったことなどをご紹介しました。


 

 来年度も天文カレッジを開催いたします。新たな趣向を凝らした企画も行う予定ですので、どうぞお楽しみに!