今回の天文カレッジも第1回目と同じく、「星空案内人」の資格認定講座ということもあり、参加のみなさんの熱気を感じながらの講座となりました。
今回の講座は、安藤学芸員が担当いたしました。
今回は、星空を見上げ、人々がどのように宇宙を捉えてきたか、「星の文化」を紹介していきました。簡単に明るい部屋でガイダンスを行った後、プラネタリウムの星空を交えながら紹介するため、宇宙劇場に会場を移しました。
まずは、さまざまな神話に見られる天地創造・宇宙創成を知ることで、宇宙の捉え方についての共通点やパターンについて理解しました。その上で、太陽と月に関する見方や古代での時間の概念、暦について話を進めていきました。
そして、占星術についても、基本的な考えとパターンを、プラネタリウムで獣帯を出し、惑星を動かすことでご覧いただきました。
生活に今も根ざす具体的な星にまつわる行事の例として、七夕と十五夜、クリスマスを挙げて、それに共通する概念についても触れましたが…、時間が足りなくなってしまいました(汗)。
「天文学」の見方とはまた違った心理のなかで、どのように宇宙を見たかが分かると、より豊かに星空を見上げられるのではないかと思います。
次回は、変光星の世界を紹介します。