天文カレッジ 後期講座 第4回 活動報告

平成21年2月18日(水) ガリレオの見た宇宙

 

 今年は世界天文年2009。前回の「望遠鏡」の話題に続いて、今回はガリレオ・ガリレイが見た宇宙像についてご紹介しました。

 まず、望遠鏡以前の宇宙観のお話のうえで、1609年にガリレオが作った望遠鏡の性能から、どのようにして宇宙を見たのかを「星界の報告」の記述に沿ってご紹介していきました。


 

 そして、その後の太陽黒点の発見とシャイナーとの論争、ガリレオは地動説を唱えたものの、円軌道の呪縛から離れられなかったことなど、観測に基づいたうえで、どのような宇宙像を考えていたのかを紹介しました。

 その上で、天動説から地動説への転換と、ガリレオの巻き込まれた宗教裁判についてなどをご紹介しました。

 今回は主に、天文学上のガリレオの発見を中心に紹介していきましたが、科学者としてのガリレオの数多くの発見や、視点も興味深く、質問をいただきました。それについては、今年のまた別の機会に開催できればと思います。


 今年は世界天文年です。よりさまざまな形で宇宙を深めてくださいね!

 また、「星空案内人」を目指すみなさんは補講などで、ステップアップしてください。