2004/11/28


 郡山市ふれあい科学館では、国立天文台野辺山電波観測所からパラボラアンテナの展示を貸与されることになりました。カラフルなボールを使って電波望遠鏡のパラボラアンテナが電波を集める仕組みを体験しながら知ることができます。

 平成16年11月2日(火)より21階展示ゾーンに展示しており、11月3日(水)には公開記念イベントも開催しました。ぜひ体験してください。

 このお皿の形のパラボラアンテナは、国立天文台野辺山電波観測所で電波望遠鏡として実際に使われていたものです。観測所のご協力により、当館の展示物として生まれ変わりました。

 ボールを手に持ち、真上からまっすぐ落とすと、お皿のどこに当たってもボールは中央のカゴに集まります。この原理を試してみることができます。

 宇宙の天体から届く電波は弱いので、たくさん集めないと受信することができません。電波を集める役割をするのが電波望遠鏡のパラボラ面です。電波(ボール)はパラボラ面(お皿)にぶつかると、焦点(カゴ)に集まります。本物の電波望遠鏡もこうして電波を集めて、星の始まりや終わり、銀河の構造などの宇宙の謎を調べています。

展示協力: 国立天文台野辺山電波観測所