現在、アイソン彗星が太陽に接近しており、徐々に明るくなっています。この観望の好機に郡山市ふれあい科学館では、アイソン彗星市場観望会を、2013年11月23日(土)に開催しました。この日は、市場で「市場の朝市」も開催され、大勢の方に参加いただきました。
今回の観望会は、郡山市総合地方卸売市場駐車場を会場に、アイソン彗星などの天体観望会を行いました。アイソン彗星は11月29日に太陽に最接近し、その後は太陽系外まで出てしまう一期一会の彗星です。今回の観察では、太陽を折り返す前の様子を見ることができました。
当日は大変良い天気に恵まれ、雲もほとんどない中での開催でした。緊急開催でしかも早朝の観望会にも関わらず、アイソン彗星を一目見ようと集まった方や市場で行われる朝市に早くからいらした方など大勢の方が参加されました。
アイソン彗星は5時20分ころにならないと見えないため、初めにアイソン彗星よりも明るいことで注目されている「ラヴジョイ彗星」を望遠鏡や双眼鏡で観察しました。初めて彗星を見たという方も多く、小さいながらもその姿に感激されていました。他にも月や木星も観察しながらアイソン彗星を待ちました。途中、人工衛星も通過し盛り上がりました。
アイソン彗星が昇ってくる頃になると、一斉にアイソン彗星に狙いを定めました。双眼鏡でようやくわかるものでしたが、望遠鏡ではその姿をとらえることができました。今回は、双眼鏡でようやく見えるような姿でしたが、太陽を折り返し、12月上旬に見えてくる頃には大彗星になってほしいと、さらに期待が高まりました。
今後12月に入るまでは、太陽に近づきすぎるためアイソン彗星の観察はできなくなります。再び見られるようになったときに、肉眼でも見ることができるような雄大な姿になっていることをご期待ください。
★第2回開催 アイソン彗星駅前観望会 ※観察が難しい状況のため中止 (詳細はこちら)