【開催報告】「南極の氷」贈呈式

 平成23年7月13日(水)に、自衛隊福島地方協力本部から「南極の氷」を贈呈いただきました。氷の贈呈は、今回で9回目になります。

 この氷は海上自衛隊が所有する南極観測船「しらせ」によって日本へ持ち帰られ、自衛隊福島地方協力本部を通じまして、その一部を当館に贈呈いただきました。

  

 はじめに、自衛隊 福島地方協力本部 本部長の安田 孝仁 1等陸佐からご挨拶をいただきました。

 南極の氷が普通の氷に比べて白く見えることや、南極の氷は2万年前から降り積もった雪が圧し固められたものであることについて、分かりやすく解説していただきました。


 

 そして、いよいよ南極の氷の贈呈です。氷が登場すると、会場に大きな歓声があがりました。

 重さ約5kgの真っ白な南極の氷が、安田本部長から科学館長の遠藤 育夫へと手渡されました。


 

 贈呈式に参加してくれた小学生の皆さんには、式終了後、南極の氷に触ってもらいました。氷を触った感想を聞くと、「ぬるぬるするけど冷たくて気持ちいい」との声や、「初めて南極の氷に触ってうれしかった」とのことで、南極を身近に感じていただけたようです。

 南極の氷は、平成23年7月16日(土)から18日(月・祝)まで、展示ゾーンで開催する「サイエンスフェスティバル」で展示します。南極の氷は、見るだけではなく触ることもできますので、ぜひ氷に触れて南極を感じてみてください。

※南極の氷の展示は、融け次第終了とさせていただきます。