|
||||||||||
|
||||||||||
夏休みに入り、宿題や自由研究に取り組んでいる人もたくさんいると思います。でもテーマに悩んでいませんか。そこでヒントになるものをご紹介します。 【酸・アルカリを調べてみよう】 身近なもので簡単に「酸性」や「アルカリ性」を見分けるには、紫キャベツの煮汁を使って調べることができます。その煮汁をいくつかの容器に分け、その中にいろいろな液体を入れてみましょう。1つ目には水、2つ目には酢、3つ目には重曹を水に溶かしたものを入れます。さあ、何色に変わったでしょうか。 |
||||||||||
|
1つ目の水は色の変化はありません。2つ目は赤色に変わりました。3つ目は緑色に変わりました。このように紫キャベツの色素は酢などの「酸性」では赤くなり、重曹などの「アルカリ性」では緑色に変化する性質を持っています。水のように「中性」では変化しません。この性質を利用していろいろな液体の性質を調べてみましょう。 アサガオやアヤメの花の搾り汁も紫キャベツと同じような性質があるのでこちらも利用してみると面白いと思います。 |
|||||||||
【光を作ってみよう】 私たちの生活に欠かせない太陽や電灯などの「光」はいろいろな方法で作り出されています。家の明かりをつけるためには電気が必要です。このように光を作るためにはエネルギーが必要です。それでは身近なものを使って光を作りましょう。 |
||||||||||
ガムテープの粘着面を張り合わせ、暗いところで一気に引きはがします。すると一瞬ですが、はがれている面が青白く光ります。これは、ガムテープの粘着物質が引きはがされている面で放電が起こり、発光しているのです。このように力を加えることで光る現象は他にも氷砂糖、ハッカ飴をハンマーで砕くと見ることができます。 夏になると強くなる「紫外線」。この光は肉眼では見ることができませんが、このエネルギーを使って光を作り出すことができます。それが「蛍光」です。紫外線を吸収して光る物質を蛍光物質と言います。蛍光物質の含まれている身近なものを探してみましょう。 |
|
|||||||||
ホームセンターなどで売っているハンディタイプのブラックライトをいろいろなものに当ててみると、青白く光るもの、黄色や緑色に光るものがありますね。それらには蛍光物質が含まれています。洗濯洗剤やお札などにも含まれているので試してみましょう。 これらの実験は、郡山市ふれあい科学館夏休み特別企画「サイエンスフェスティバル・パート2」の自由研究講座でも行います。8月12日から16日までの午後2時から21階展示ゾーンびっくり実験ラボで。先着10組(保護者同伴)です。ぜひ参加してみてください。 |
||||||||||
(事業課 武藤 真志) |
||||||||||
2006年7月27日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より |
||||||||||
|
||||||||||
|