科学の広場

宇宙を学べる5種類のゲーム

 ふれあい科学館のホームページでは、宇宙劇場の番組や展示ゾーンの催し物の案内、そしてイベントのお知らせなど、さまざまな情報を見ることができますが、オリジナルのゲームも楽しめるのです。今回は、宇宙を楽しく学ぶことができる、5種類のゲームを紹介します。



月面探査ゲーム

●月面探査ゲーム

 科学館の展示ゾーンにある展示物「惑星探査車ローバ」をゲームにしました。地球から月面にある探査車を遠隔操作して、時間内に観測装置を5つ集めなければいけません。

 地球から月までの距離は約38万キロメートルもあるので、光の速さ(1秒間で地球を7周半)でも操作の信号が届くのに約1.5秒(正確には約1.3秒)かかります。したがって、操作を行ってから探査車が動くのは1.5秒後になります。

 また、探査車にはカメラが付いていて、月からの映像を地球に送っています。その映像が地球に届くのも、同じく1.5秒かかるので、地球からは、操作を行ってから3秒後に動くよう見えるのです。

 そんな3秒の時差を考えながら、上手に探査車を操作してみましょう。月面にはクレーターや岩がありますので、注意してください。



館内の情報端末でゲームを楽しむ来館者

 
●宇宙すごろく

 サイコロを振り、出た目の数だけこまを進めてゴールを目指す「すごろく」。皆さんも一度は遊んだことがあると思います。このゲームでは、コースの途中に星座、惑星、星雲、星団などがあり、止まったところの宇宙解説を見ることができます。また、途中には特別なイベントが発生する場所もあり、もしブラックホールに止まってしまうと、ふりだしに戻されるので気を付けてくださいね。

●12星座しんけいすいじゃく

 トランプのしんけいすいじゃくを、誕生日の12星座でゲームにしました。カードをめくって同じ星座がそろうと、その星座の解説を見ることができます。ゲームのレベルは、6種類の星座を使った「かんたん」と、12星座を全て使った「むずかしい」があります。


 
●星座パズル

 ジグソーパズルを作りながら、星座について知ることができます。夏の星座「さそり座」と、冬の星座「オリオン座」のパズルが楽しめます。

 
 今回紹介したゲームは、館内にある情報端末でも楽しむことができます。各ゲームには、「かんたん」「むずかしい」などの難易度や、ゲーム終了後のランク表示もあるので、宇宙ゲームの「たつじん」を目指して、楽しく宇宙について学んでみましょう。

2009年6月18日 福島民報新聞 情報ナビ[たいむ] 「スペースパーク便り」より