6月11日の部分日食を観測しよう
観測結果報告

2002/06/11


 6月11日朝、福島県をはじめとした日本全国で部分日食が起こりました。
 郡山市では雲の多い天気でしたが、雲間から時おり太陽が顔を見せ、欠けた太陽を観察することができました。
 郡山市ふれあい科学館では、郡山駅西口駅前広場にて、この日食の様子を見る観察会を行いました。
 
太陽投影板による欠けた太陽の観察


始めはこんな厚い雲が。。。

 雲により見られない時間も多くありましたが、道行く多くの方が足を止めてくださいました。 雲間から運良く欠けた太陽が見られたときには、大きな歓声がおこりました。

 太陽を直接目で見ることは大変危険です。 望遠鏡で大きく拡大して見る場合には、写真のように白い板に太陽の姿を映して見ます。
 映し出された欠けた太陽の姿を一般市民の方に観察していただきました。


観察会の様子

 

-ピンホールによる太陽像の観察-

 

 太陽の欠けた姿は、小さな穴を通して映し出すことでも見ることができます。今回はこの「ピンホール」により、地面に映る様子を見ていただく予定でしたが、雲の多い天気のため、残念ながら見ることができませんでした。 
(よく晴れていれば、右の写真のようにカードの穴を通して、下に欠けた太陽が映るはずでした・・・)
 
写真による観測記録
 駅前での観察会と平行して、科学館スタッフが日食の写真記録を行いました。

 残念ながら、日食の全行程を撮影することはできませんでしたが、太陽が欠けてゆく様子を撮影することができました。

 左の写真を上から見ると、太陽の前面を左上から月が通過していく様子を実感できると思います。

(撮影データ:口径128mm・焦点距離1040mm屈折望遠鏡を口径52mmに絞って使用、NDフィルター使用、ISO100ネガフィルム)

 

 
日食についての情報は「星のある風景」にもありますので、あわせてご覧ください。