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ゴールデンウィークのころ、明け方の空に見えていたリニア彗星(すいせい)は、今月下旬まで日本では見ることはできません。そのかわりにもう一つの彗星が、夜の8時頃から西の空に見られるようになると期待されています。それがニート彗星です。 この彗星は3年前の2001年に土星より遠い場所で発見されました。彗星は太陽に近づいてきて明るくなってから発見されるのが普通なのですが、これほど遠くで見つかったのは初めてのことでした。遠くで見つかるということは、とても大きな彗星ということです。 |
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また、この彗星の軌道を計算したところ、地球に近づくことが分かり、きっと明るく見えるであろうと期待されていました。 アメリカ航空宇宙局(NASA)のホームページによると、4月28日現在のニート彗星の明るさは4等星ほどで、予想よりやや暗いようです。しかし、1976年のウェスト彗星のように、太陽に近づいたときに壊れて明るく見えることもあります。はたしてニート彗星はどうでしょうか? ニート彗星は5月16日に最も太陽に近づきます。ぜひ自分の目で確かめてみてください! |
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ニート彗星を見つけるためには2つの明るい惑星を目印にします。このころ、西よりの低い空に金星が、南西の高い空には木星がひときわ明るく輝いています。 ニート彗星は星空の中を図のように動いていきます。5月11日ごろは、西の低い空にある明るい星「こいぬ座」のプロキオンの少し上に見えるはずです。 郡山市ふれあい科学館では、15日と29日に平成記念郡山こどものもり公園で双眼鏡などで彗星を楽しむ彗星大観望会を行います。ぜひご参加ください。お問い合わせは電話024-936-0201まで。 |
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(事業課 近藤 正宏) |
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2004年5月11日 福島民友新聞 「ふくしま星空散歩」より |
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