これまで、身近に楽しむことのできる、さまざまな宇宙の魅力をご紹介してきました。世界天文年には、現在145の国が参加し、世界各地でさまざまな宇宙に親しむ企画が行われています。
「気分はガリレオ!?」
小さな望遠鏡でも、さまざまな発見ができます
日本では「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」(http://star2009.jp/)という企画が行われています。星空を見たら、あるいは世界天文年のイベントに参加したら、インターネットで報告して、星を見た楽しみを多くの人と共有しましょう。参加証明証もダウンロードでき、よい思い出になるでしょう。
また、ガリレオ・ガリレイが夜空に望遠鏡を向け、さまざまな宇宙の姿を発見したことにちなみ「君もガリレオ」という企画も行われています。これはお小遣い程度で購入できる天体望遠鏡を自分で作り星空に向け、ガリレオのようにさまざまな「発見」を、子どもたちをはじめ、みなさんに体験していただこうというものです。どう星空を見るか、ガリレオと同じ発見をする手引となるワークシートも公開されています。
このほかにも、世界中で一斉に星空を見上げる観望会も10月に予定されています。4月にも行われ、世界中千カ所以上で一斉に観望会が行われました。
これら、さまざまな企画については「世界天文年」でインターネットを検索すると、世界天文年2009日本委員会のページ(http://www.astronomy2009.jp/)で見ることができます。スペースパークでも情報を提供するとともに、世界天文年に合わせてイベントを開催します。
宇宙の魅力を、ぜひみなさんも実際に星空を見上げ確かめていただき、日本中、そして世界中の人々とともに楽しんでください。また世界天文年という世界中での「星のおまつり」に参加していただければ幸いです。
(郡山市ふれあい科学館 事業課 安藤 享平、おわり)
2009年8月1日 福島民友新聞 郡山版「世界天文年 宇宙の魅力」より