2011年3月10日、米国ケネディ宇宙センターに帰還したスペースシャトル「ディスカバリー」。1984年8月に初フライトをして以来、25年以上にもわたって活躍してきましたが、今回で退役となります。その最後の雄姿を国際宇宙ステーションとあわせて撮影することに成功しました。
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下の写真中の、黄色い枠の中にある白い破線が国際宇宙ステーションの軌跡で、赤色の枠の中にある破線がスペースシャトル「ディスカバリー」の軌跡です。
まずは、ディスカバリーが写真左上から右下(北東とか東の方角)へとゆっくりと上空を通過し、その4分後に国際宇宙ステーションがディスカバリーのやや上方を、さらに明るい輝きでゆっくりと飛行していきました。
どちらも、しし座の一等星レグルスよりも明るく、街中でもその様子がはっきりと見えました。
また、撮影中には飛行機も横切ったりと、にぎやかな宵空となりました。
撮影日:
2011年3月9日 18時30分ごろ
撮影場所:
福島県郡山市 芳賀池公園
撮影機材:
Nikon D80 ISO1600 F3.5
2秒露出にて135枚撮影
画像処理:
Photoshop CS3にて比較明合成および明るさ補正等の画像処理
撮影者:
郡山市ふれあい科学館 水谷 有宏
国際宇宙ステーションとディスカバリーが破線となっているが、実際は点滅せずゆっくりと明るい輝きがゆっくりと空を横切っていた。また、写真にある飛行機は実際に点滅していた。レグルスや国際宇宙ステーションが若干ぼやけているのは、雲による影響のため。