国際宇宙ステーションでコマンダー(船長)を務めていた若田光一さんが日本時間の5月14日(水)10時58分に無事地球に帰還しました。
若田宇宙飛行士は、2013年11月7日から第38次/第39次長期滞在クルーとして国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙空間を利用した科学実験などを行っていました。滞在の後半となる第39次長期滞在ではアジア初のコマンダーに就任し、3月9日からISS内の指揮をとりました。
5月13日の4時からISSの指揮権の引き継ぎセレモニーが行われ、若田宇宙飛行士から次期船長を務めるスティーブン・スワンソン宇宙飛行士に指揮権が移されました。
大きなトラブルもなく長期滞在を終了した若田宇宙飛行士は他2名のクルーと共にソユーズ宇宙船に乗り、5月14日7時36分にISSを出発しました。
そして、同日10時58分にカザフスタン共和国の草原に無事着陸しました。帰還した宇宙飛行士たちは、元気な様子で健康状態に問題はないとのことです。
帰還後、若田宇宙飛行士は、
「ただいま、帰ってきました。長い間、無機質な国際宇宙ステーションにいたので、カザフスタンの草原のそよ風に迎えられた感じがします。やっぱり、地球はいいです。」
と地球に戻った喜びを語りました。
若田宇宙飛行士、本当にお疲れ様でした!