第2会場では「夢が拓いた科学の世界」をテーマに、企業や大学などによる実験・工作・研究内容紹介ブースを出展いただきました。
人工衛星などのパネル展開に使われている「ミウラ折り」の工作です。大きな紙が一瞬で折り込まれる様子に、みんな驚いていました。また、小惑星探査機はやぶさなどに使われている、非常に小さな通信基盤も、顕微鏡で見てもらいました。
星砂をボンドで型紙に貼り付けて、いろんな星座絵を作る工作です。絵が完成したら木の額縁に入れて、ステキな作品のできあがりです。時間がない参加者には、短時間でできる星座早見盤の工作を楽しんでもらいまいた。
ひときわ目につく、動く電子看板です。特殊な看板に後ろからプロジェクターの光をあてて、映像を出しています。不思議そうに、後ろに回り込んで確認する参加者がたくさんいました。また、指で影絵を作って楽しむ方も…。
藤倉航装株式会社では、小惑星探査機はやぶさの帰還カプセルのパラシュートや、小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」のソーラーセイル(太陽帆)を作っています。会場にパラシュートやソーラーセイルを展示して、来場者にご覧いただきました。
イトカワの表面は、大きな岩石が集まった場所と、小石が集まった滑らかな場所に分かれています。ブラジルナッツ効果によって、大きさの違う岩石が分けられたと考えられています。会場では、大きさの違う物体を入れた容器に振動を加える実験を体験してもらいました。
材料システム研究室による研究紹介です。いろんな素材を使って「つよい」材料をつくる研究や、軽くて丈夫な材料をつくる研究など、楽しく紹介いただきました。また「ドラゴンフライヤー」の工作も行い、参加者は上手に飛ばして遊んでいました。
自然の力を使って快適な家の実現を目指す「ロハスの家」の研究紹介です。今回は、雨水などを再利用して水の自給処理を可能にした「ロハスの家3号」を紹介してもらいました。震災後の仮設住宅にも、ロハスの機能を取り入れたものがあるそうです。
廃材となった瓦を再利用する研究の紹介です。また、細かく砕いた瓦を使って、ちょうど1kgを量る実験も行い、見事に1kgへ近づけることができた参加者には、お菓子をプレゼントしました。1kgの重りと比べて量を調整しましたが、難しかったようですね。
ストローをクルクル回すと、遠心力でカラーテープが膨らんで「りんご」の形が見えてくる工作です。キラキラのカラーテープを使っているので、きれいな色のりんごを見ることができます。みんなで楽しくつくっていました。
福島大学が中心となって、県内の研究施設や科学館などで構成される連携ネットーワーク「spff」の活動紹介です。様々な機関からいただいた10周年お祝いメッセージの展示や、光に向けると「ハート」や「雪の結晶」が見える不思議なシートの配布を行いました。
spff個人会員の大越先生と難波先生による工作ブースです。「夢を描くふしぎなコマ」と題して、ベンハムのコマを作ってもらいました。コマには白と黒しかないのに、回転すると様々な色が見えてくるので、参加者は驚きながら見ていました。
かさ袋を使ったロケット作りと、小惑星探査機はやぶさのペーパークラフトを楽しんでもらいました。かさ袋ロケットは、完成すると長さが1メートルにもなる大きなものです。惑星の写真が貼ってある的に向けて飛ばしていました。
宇宙飛行士が訓練の際に着用する訓練服(ブルースーツ)の試着です。サイズが色々あるので、自分の体にぴったり合った訓練服を着て、記念写真を撮ってもらいました。少しだけ、宇宙飛行士の気分を味わうことができたかな!?
空間3次元に時間の1次元を加えた4次元シアターです。3Dメガネをかけて、最新の観測データを使った立体的な宇宙の姿を楽しんでもらいました。また、どのように月ができたのかなどを、迫力のある映像でご覧いただきました。
世界的偉業を成し遂げた「小惑星探査機はやぶさ」の、打ち上げから帰還までをCGで描いたドキュメンタリー映像です。7年以上もの間、60億キロに及ぶ宇宙の旅から帰ってきた「はやぶさ」の姿を、皆さん興味深そうに見ておりました。