2002/12/20


平成14年12月28日(土)〜   
平成15年2月28日(金)

 冬を代表するオリオン座には、写真や電波の画像で調べると、オリオン星雲や馬頭星雲などのガス星雲がたくさん見つかります。それらの星雲を作っているガスは、星が生まれてくる材料です。
 オリオン星雲は、オリオン座の三つ星の下にぼんやりと輝いて見えます。この星雲の中心には、4個の星がかたまって見え、トラペジウムといいます。いずれも非常に若い星です。
 すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡による観測からは、オリオン星雲の中に星の卵がたくさん見つかってきました。それらの様子を見てみましょう。

【解説員からの番組のみどころ】

【木村解説員】

【安藤解説員】

 オリオン星雲は三つ星のすぐ下にあり、肉眼で見える数少ない星雲です。別名ではM42ともいい、小さな天体望遠鏡でも淡いガスがふんわりと広がっている姿に見えます。
 このガスこそ、星を作る材料で、最新の観測からは、ガスの中に星の卵が見つかってきました。これから星がたくさん誕生してくる1500光年彼方にあるオリオン星雲へ旅をしてみましょう。

 冬を代表するオリオン座で、いろいろと「遊んで」みませんか? 星座の物語で、一つひとつの星の見かたで。そしてベルトの下にぼんやりと見えるオリオン星雲に迫ってみましょう。
 オリオン星雲の様子をさまざまな見かたで捉えた美しい写真の数々、そしてその奥に見える星の誕生の現場など、星空の奥にある不思議な宇宙をご紹介します。その後は、ぜひ本当の星空でみなさんの見かたで楽しんでください!

【田邊解説員】

【近藤解説員】

 この頃の季節、南の空に3つの星が並んだ形のオリオン座の姿はよく目立ちます。このオリオン座にあるオリオン星雲は、星の誕生する場としてもとても有名なところです。オリオン星雲の目で見える姿、そして目では見えない電波で見た姿など、科学的に明らかになった星の誕生の現場をお話します。きっと少しだけオリオン座に親しみがわいてきますよ!

 オリオン星雲は、望遠鏡で写真を撮ると、羽を広げた鳥の姿にも見えます。その正体は生まれたての星をつつむたくさんのガスです。
 ここ数年のさまざまな研究から、このガスの中の様子が見えてきました。そこは星が生まれてくる場所。星が誕生する現場をご紹介します。

次回の予告 2003年3月〜4月

膨張する宇宙 〜ビッグバン〜


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