科学の実験・工作をお届けする「科学の宅配便」。2019年9月12日(木)に、郡山市立大島小学校で開催しました。

 

 今回お届けした実験・工作は、「ぶっとびロケット」です。参加者は5年生の児童の皆さんとその保護者・先生、合わせて209名で実施しました。初めに学年委員長さんのあいさつの後、さっそく工作がスタートしました。

 科学館のスタッフの説明をしっかり聞きながら、「ぶっとびロケット」を作り始めました。親子で会話を楽しみ、仲良く協力し合いながら、ロケットを作っている様子に、こちらも心が温かくなってしまいました。その甲斐あって、20分ほどで「ぶっとびロケット」を完成させることができました。

 

 作品が完成した後、さっそくロケットを飛ばす実験を親子一緒に行いました。ロケットがまっすぐ上に上がる児童の皆さんもいれば、斜め横に飛んでしまう児童の皆さんもおり、スーパーボールをまっすぐ落下させることがいかに大切かをお互いに学ぶことができました。

 飛ばした後に、各クラス代表1名を選出させていただいて、科学館オリジナル「三段式ぶっとびロケット」に挑戦していただきました。この三段式ロケットは、簡単に体育館の天井にまで届く強力なものです。児童の皆さんが行うたびに、その凄さに、会場には歓声が響き渡りました。

 最後に、科学館のスタッフが、ロケットが飛ぶ仕組みについて、3つの実験を実演しながら会場の皆さんに説明をしました。中でも、ロケットの推進燃料である水素の爆発実験(酸素と水素を1:2に混ぜ合わせた気体)での音の大きさには、児童や保護者の皆さんも大変驚かれ、この威力ならロケットが宇宙に飛んで行くことができると実感していただくことができました。

 児童・保護者の皆様、そして、先生方、本当にありがとうございました。