科学の実験・工作をお届けする「科学の宅配便」。2023年9月7日(木)に、郡山市立芳山小学校で開催しました。
今回お届けした実験・工作は「カラーキャンドル」です。参加者は4年生から6年生の科学クラブ員9名と先生方、合わせて11名です。
はじめに、自分で選んだカラーキャンドル(緑、黄色)のグループに分かれました。一人30mlの油と凝固剤と色素を測り取り、鍋に入れ温め溶かしました。溶けた液を各自のアルミカップに流し込み、氷水が入っているトレーの中で冷やします。表面が白っぽく固まりはじめたら、竹串を刺して穴を開け、タコ糸を埋め込み完成です。油を測り取る時に倒れないようビーカーを押さえるなど、グループで協力して活動することができました。
後半は、ものが燃えるには何が必要なのか学びました。「宇宙でものが燃えないのは空気が無いから」というクラブ員の回答から、空気の中の何がもの燃やす手助けをしているのか、窒素、酸素、二酸化炭素の気体に線香の炎を近づけて調べました。結果、ものを燃やすには酸素が必要であることを知ることができました。応用編では、ホッカイロが温かくなるのは鉄粉が空気中の酸素と結びついたときに出る熱であることを学びました。そして鉄(スチールウール)が花火のようにパチパチと燃え、酸素が結び付き、色が変わる様子を興味深く観察することができました。
科学クラブの皆さん、意欲的に参加いただきありがとうございました。先生方には氷の準備や会場準備など大変お世話になりました。