2024年11月4日(月・休)に、第41回 星の講演会「週末、宇宙行く?が実現する世界を目指して」を開催しました。
今回は、郡山市出身の岩谷圭介さんにお越しいただき、気球で宇宙遊覧を目指す岩谷技研の取り組みや夢を追い続けるモチベーションをお話しいただきました。
まずは自己紹介を兼ねながら、子どもの頃から宇宙が好きだったこと、その頃から続くものづくりへの興味など、今の岩谷さんのベースとなる幼少期時代の様子からお話しいただきました。そして高校生のときに「自分の力で宇宙のなにかを作りたい!」という夢を持ったこと、「やってみよう」という気持ちを大切にされていることなどをお話しいただきました。
そのような子どもの頃の話を踏まえて「自分が好きなもの・ことを大事にしてほしい。」と子どもたちへメッセージを送っておられました。
岩谷さんが目指す気球開発は、さまざまな人・機関が宇宙を目指すための技術の橋渡しであり、その技術は積み重ねであることをお話しいただきました。また、最後に岩谷さんから、『「昨日の夢」を「今日の現実」に』とメッセージをいただきました。「今私たちは夢を現実にできる時代に生きていて、今回来てくれている子どもたちが大人になったころはもっと早く夢を実現できる時代になっているので、良い未来をつくって行きましょう。」と将来への期待を参加者の皆さんへお話しされました。
全体での質問コーナーでは子どもたちを中心に質問をいただきました。気球開発・実験の中で何度もチャレンジするためのモチベーションについての質問では、失敗か成功かではなく、チャレンジの結果から先を見ること、分からないことが分かったこと、方向性や糸口を見つける楽しさなど、岩谷さんが大切にされている思いを皆さんへ伝えていただきました。
終了後には岩谷さんとさらに個別に質問やお話ができる時間を設けました。また、今回は岩谷さんに実験や開発で使う実物品をお持ちいただきました。制御機器の基盤や強度を確かめる実験に使う素材などを間近でご覧いただきました。皆さまには、宇宙へ行く未来をより感じていただけたのではないでしょうか。
なお、岩谷さんが気球で目指す宇宙への取り組みを描いたドーム映像番組「天空の果てへ」を現在投映中です。11月のみの番組になりますので、ぜひご覧ください。
岩谷さん、ご参加の皆さま、ありがとうございました。