2019年2月17日(日)

 第10回目の活動は、「偏光板で光の不思議を体験しよう!」と「閉講式」を行いました。

 

 今回は、大越先生が担当です。最初のお話は、「もしも光がなかったら、どんなことが起こるかな?」という質問から始まりました。「真っ暗で物の形が分からない。」「色も分からない」等の意見が出た後、いよいよ「偏光板」について詳しい説明が始まりました。

 小学生にはやや難しい内容なので、モニターを使って「図」で視覚的に考えたり、モデルを使用して理解しやすくしたり、さらに、実際に偏光板を利用して、簡単な実験なども行いながら、「2枚の偏光板を光が通過する時に、どのようなことが起こっているのか?」について、クラブ員は熱心に学びました。

 

 次は、いよいよ、偏光板を利用しての万華鏡作りの始まりです。大越先生から、作り方のポイントの説明を受けたあと、早速製作活動が始まりました。

 まずは、紙コップに穴をあけ、偏光板を貼る作業からです。「上手く偏光板が貼れないなー?」「カッター気を付けて使わないと、切っちゃうよ...?」などなど、クラブ員のいろいろな声が聞こえる中、ことのほか作業は順調に進みました。

 時間の経過とともに、慣れてきたこともあって作業はさらにはかどり、予定より10分も早く、ほとんどのクラブ員が偏光万華鏡を完成させることが出来ました。

 中には、自分なりの工夫をしてバージョンアップさせた作品を作るクラブ員もおり、今までの活動で得た経験や知識が、今回の活動にしっかり生かされていることに、指導の先生方はうれしさを感じていたようでした。

 

 活動を終えたクラブ員の感想を紹介します。

 「きれいな模様が出来ました。でも、オブジェが揺れるので取り外し可能で、なおかつ固定できるよう工夫をしました。今年度最後のクラブは、とても充実していました。」

 「偏光板の存在は知っていたが、仕組みは知らなかったので、分かってよかった。薬包紙を取り外しできるように工夫をしました。」

 活動終了後、閉講式が行われました。10回の活動すべてに出席したクラブ員6人には、小野会長から奨励賞が授与された後、小野会長と岡崎館長から挨拶をいただきました。

 また、クラブ員を代表して三浦さんが「1年間の活動を振り返って」と題して、素晴らしい感想を発表してくれました。

 クラブ員の皆さん、ご指導くださった5名の先生方、大変お世話になりました。

 

 3月には、平成31年度クラブ員の募集が始まります。興味のある方は、ぜひ応募ください。来年度の活動は、5月から始まります。

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