郡山市ふれあい科学館を管理運営する公益財団法人郡山市文化・学び振興公社では、国立天文台が開発した、天文シミュレーションソフト「Mitaka」による映像を3D(立体視)で見ることのできる、3D天文シミュレーションシステム「Mitaka 3D」を導入します。
このシステムでは、最新の科学データに基づいて、地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、さまざまな天体や宇宙の構造を見ることができ、みなさんに新たな宇宙体験を提供していきます。
9月9日(日)にお披露目となる「オープニング公開」を行います。Mitaka 3Dを使いこなし、宇宙のあらゆる旅をナビゲートする達人の解説でご覧いただきます。どのような旅になるか、お楽しみに!
日時 |
2018年9月9日(日) (1)11:00~ (2)12:00~ (3)13:00~ (4)14:00~ (5)15:00~ (6)16:00~ ※各回約40分間 |
---|---|
場所 |
展示ゾーン (20階 多目的研修室) ※展示ゾーンの観覧券が必要です。 |
講師 |
伊東 昌市さん (国立天文台特別客員研究員) 永井 智哉さん (筑波大学計算科学研究センター主任研究員) |
定員 | 各回30名 (先着順) |
参加 |
各回の開始10分前から、展示ゾーン(21階)で整理券を配布いたします。 |
備考 |
このシステムを用いた親子向けのワークショップ「宇宙の旅と立体星図づくり」を10月14日(日)に行います。詳しくはこちらをご覧ください。 |
講師プロフィール
伊東 昌市 (いとう しょういち)
国立天文台 特別客員研究員。
1975年より杉並区立科学教育センターに勤務し、小中学生向け学習投影番組や最新の天文学を扱った数多くのプラネタリウム番組を執筆・製作。
2008年より国立天文台専門研究職員として着任。科学プロデューサ及び科学映像クリエータの人材育成、4次元デジタル宇宙シアターの管理運営なども担当した。
2016年3月に国立天文台を退職。現在国立天文台4次元デジタル宇宙シアターの定例公開で、Mitakaを使って宇宙の構造についての解説を行っている。
永井 智哉 (ながい ともや)
計算基礎科学連携拠点・ポスト「京」重点課題(9)「宇宙の基本法則と進化の解明」プロジェクトマネージャー。筑波大学計算科学研究センター主任研究員、博士(理学)。
元々は理論天文学、現在は科学と社会を繋ぐプロデュース全般や研究開発アドミニストレーションを専門として活動。宇宙開発事業団、科学技術振興機構(日本科学未来館、研究開発戦略センター等)、国立天文台を経て現在に至る。
著書「地球がもし100cmの球だったら」。
国立天文台天文情報センター 普及室長 縣 秀彦さんからのメッセージ
郡山の街から飛び立って、遠く138億光年の宇宙の旅を、Mitaka 3Dで楽しみましょう。立体視で見る宇宙は分かり易くかつ刺激的な世界。火星の表面の遊覧飛行や土星の環くぐり、または天の川銀河中心の超巨大ブラックホールへの訪問など、 Mitaka 3Dの世界を是非、ご堪能ください。
縣 秀彦さん(写真左)と岡崎 強 館長