郡山市ふれあい科学館では、今年度2回目(通算186回目)となる駅前観望会を、2023年5月27日(土)に実施しました。

 

 今回は望遠鏡を使い、金星や月の姿を観察しました。西の空に目を向けると、宵の明星である金星の姿があります。肉眼でも目を引く明るい輝きです。金星は月と同じく満ち欠けをし、この日はおおよそ半円の形でした。望遠鏡を覗くことで、このような金星の形まで楽しんでいただけました。

 設置した3台の望遠鏡のうち、2台は月に向けました。それぞれ倍率を変え、大きさの違う月の姿を見ていただきました。低倍率と高倍率とでは印象が違います。低倍率では月全体をじっくりと、高倍率では迫力のある月の様子を楽しむことができます。

 さらにこの日は、月面に現れるアルファベットの「E」や「V」の文字も見られました。これは条件よく太陽の光が月面に当たることで文字が現れ、見られやすい上弦のころの中でも年に数回しかチャンスはありません。この日は上弦の月の前日で、幸運にも見ることができました。

 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

 駅前観望会は、12月~2月の冬季を除いて毎月開催いたします。

 ★次回の駅前観望会 2023年7月1日(土) 19:30~20:30