郡山市ふれあい科学館では2023年10月22日(日)に、太陽観察会をミューカルがくと館で開催しました。

 

 今回は身近な太陽について調べるために太陽観察会を開催ました。

 はじめにみんなで太陽との関わりや太陽の姿を紹介しました。人は何千年も前から太陽の動きから時間や季節を知るために日時計を作り、生活に役立てていました。また、科学的に太陽を調べると、太陽にはいろいろな色の光が混ざっていることや太陽の構造もわかってきました。まずは、その様子を調べるために太陽観察メガネ(遮光板)と日時計の工作を行いました。

 みんなで外に出て、まずは太陽観察メガネで太陽の姿を観察しました。少し雲があったものの雲の間から顔を出した太陽が見えてくると、丸い姿に感動する声が上がりました。見えてきた太陽の姿は、思っていたよりも小さく感じたようです。月の見かけの大きさと同じであることを紹介すると驚かれていました。

 また、日時計も試してみましたが、雲がかかっていたため、こちらは観察ができませんでした。

 その後、2つのグループに分かれて、太陽投影板を使っての観察と太陽の色を調べる分光器の工作を行いました。太陽投影板での観察はがくと館にある口径15㎝の望遠鏡を使いました。この望遠鏡を初めて見る方も多く、驚かれていました。

 もう1つのグループは分光器を作り、身の回りのいろんな光を観察しました。外の景色を見た時の太陽の光や部屋の蛍光灯などを見ると、それぞれに光の出方や混ざり方が違うことに気が付きました。終わり際になって太陽が見えてきたため、最後にみんなで観察室へ行きました。投影板を囲んで太陽のスケッチをしたり、写真を撮ったりしました。大き目の黒点も見えていて観察を楽しむことができました。