今年度8回目(通算210回目)となる駅前観望会を、2025年11月1日(土)に実施しました。

 

 この日の開始前は雲が多く開催が危ぶまれました。もしかすると晴れるかもしれない...、その期待を持ちながら会場へ向かい、望遠鏡を3台設置しました。今回望遠鏡で観察する天体は「月」と「土星」です。観望会開始直前は雲で全く見えませんでしたが、時間が経つにつれて徐々に雲間から天体が見えるようになりました。天候が回復するのに比例して、望遠鏡の周りに集まる方が増えてきて賑やかになりました。

 観望会中盤になってくると雲は気にならなくなりました。そのため、夏の大三角などの星座も確認できるようになりました。望遠鏡に向けた天体では、特に土星は人気があり、行列ができる程でした。さて、土星の環というのは、厚みがあまりない特徴があります。今年は土星の環が地球から見て真横に位置するため、ほぼ見えなくなる特別な年です。土星の環を観察すると、線状に見えたので、土星全体としては串団子のような形に見えました。

 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

 駅前観望会は、12月~2月の冬季を除いて毎月開催いたします。

 ★次回の駅前観望会 2026年3月28日(土) 18:30~19:30