日本では約3年ぶりとなる皆既月食が2025年9月8日未明に郡山でも見ることができました。

 

※各写真はクリックすると拡大します。

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 前日の9月7日は昼から変わりやすい天気で、晴れ間が出たり雲で覆われたりを繰り返す状態でした。しかし、月食が始まる前から郡山市内中心部は雲が切れ、月と星をはっきりと捉えることができました。

 

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 月が完全に地球の影に入る「皆既」の状態も、前半は見ることができましたが、後半になると雲が増えてきて月食の後半を捉えることはできませんでした。

 

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 写真でははっきりが見られますが、皆既中の「赤銅(しゃくどう)色」は今回は暗く、皆既食の最大のころは肉眼で月を確認するのが難しかった状態です。火山の噴火などで大気の高層にチリが多くなると、皆既中の月の明るさは暗くなります。

 

 次回の皆既月食は2026年3月3日に起こり、夕方から夜半前に見ることができます。ぜひ晴れたら観察してみてください。