郡山市ふれあい科学館では2018年7月21日(土)に、郡山市の理科作品展などの自由研究の審査に長年取り組んでいる小学校の先生(郡山市小学校教育研究会 理科研究部「科学する心を育てるプロジェクト委員会」)との連携により、「理科大好き!自由研究講座」を開催しました。

 

小学校1・2年生向け講座

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 1・2年生向けの講師は、横田俊徳先生(多田野小学校)と加茂幸子先生(緑ケ丘第一小学校)でした。今回は、誰もが簡単に作れる「輪っか飛行機」を題材にして、自由研究への取り組み方についてお話をいただきました。

 今回の「輪っか飛行機」は、ストローと紙だけの材料で簡単に作ることが出来ます。

 さっそく、基本形になる「輪っか飛行機」を作り飛ばしてみました。普通の紙飛行機に比べるとまっすぐに飛ぶようです。飛行距離は、多くの皆さんが5m程でした。

 ここからがいよいよ、自由研究の始まりです。「より遠く飛ばすには、どのような工夫をすればい良いのだろう?」を親子で相談し合いながら、① 羽になる輪っかの幅の長さを変えてみたり、② 輪っかの取り付け位置を変えてみたり、③ 輪っかの大きさを変えてみたりと、様々に工夫し合いながらいくつも「輪っか飛行機」を作り、実験を繰り返していました。

 最後に、実験で得たデータをどのようにまとめると良いのかなどについて学び、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。ぜひ、頑張って良い作品を完成させてくださいね。

小学校3~6年生向け講座

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  3~6年生向けの講師は、宍戸智紀先生(芳山小学校)と白井孝拓先生(西田学園)でした。今回は、小さい時によく遊んだ「コマ」を使って、コマを長い時間回し続けるための方法について、実験を交えながらお話をいただきました。

 今回使用したコマは、「CDコマ」と言って、CDと木製の丸棒、ゴムホース、ナットで簡単に作ることが出来ます。最初に基本となる「CDコマ」を作り、実験がスタートしました。「より長い時間コマを回すためにどうすれば?」を親子で相談し合いながら、① 取り付けるCDの高さを変えてみたり、② ナットの取り付け位置(内側か外側)を変えてみたりと、互いに協力し合いながら実験を進めていきました。

 コマの回し方でも実験結果が大きく異なることから、回し方もなるべく一定になるように、そして、同じ実験を数回繰り返し、平均をとることでよりデータが得られること等、講師の先生に指導を受けながら実験に取り組んでいました。

 また、得られた実験データを上手に「表」や「グラフ」にまとめることで、作品の出来栄えも大きく変わることについても学んでいただきました。

 実験の合間に、過去の入賞作品をご覧いただきました。ぜひ参考にしていただき、自由研究に挑戦してほしいと思います。

 

 自由研究を一つの作品として仕上げることは大変なことだと思いますが、まずは夏休みの親子の楽しい思い出づくりとして取り組んでいただければと思います。自由研究に取り組むことで、きっと親子の絆が深まることでしょう。