郡山市ふれあい科学館では2018年9月17日(月 祝)に、スターレクチャー「『はやぶさ2』探査最前線~見えてきたリュウグウの姿~」を開催しました。

 今回は、会津大学の寺薗 淳也先生にお越しいただき、現在、小惑星「リュウグウ」の探査を進めている「はやぶさ2」についてお話いただきました。

 

 はじめに、「はやぶさ2」の機体やミッションの概要について紹介していただきました。寺薗先生は、先代の「はやぶさ」の時に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の広報部でお仕事をされていた経験から、「はやぶさ」との違いや小惑星「イトカワ」を初めて見たときの様子などを交えながらとても詳しく紹介していただきました。

 今回のメインとなる、「リュウグウ」の姿については、現在明らかになっている情報をもとにした考察を提示してくださいました。この仮説が本当かどうかは、今後の「はやぶさ2」の成果にかかっている、ということで、これからの「はやぶさ2」の活躍に期待が高まりました。

 

 これから「はやぶさ2」は、10月下旬に1回目のサンプル採取を行う予定となっています。来年春まで多くのミッションが行われるので、ぜひ「はやぶさ2」を応援していきたいですね。

 今回は参加されたみなさんの関心も高く、先生の説明にも熱がこもっていました。テンポよくわかりやすい説明にみなさん、うなづきながら真剣にお話を聴いていました。

 最後に設けた質問コーナーではみなさんから多くの質問が出されました。その質問に丁寧に答えていただきました。