郡山市ふれあい科学館では2019年3月23日(土)~4月7日(日)まで、福島県立清陵情報高等学校・福島県立郡山北工業高等学校・福島県立白河実業高等学校と連携して「ロボットで遊ボット!~ロボット展示・操作体験~」を開催いたしました。

 高校生の皆さんにもボランティアで参加していただき、展示ロボットの解説や、操作体験ロボットの操作方法などについて説明していただくとともに、学校での研究活動や部活動での活動成果などについても紹介していただきました。

 

★「ジョイ・メカボット(改)」(白河実業高校)

 コントローラーで8方向に動くメカナムホイールという独特のタイヤのロボットを操作します。先端のアームでパイプなどを運ぶことができます。

 

★「CANBOT(カンボット)」(白河実業高校)

 アームのついたロボットをコントローラーで操作して、空き缶をつかみ、所定の場所まで運ぶロボットです。運ぶだけでなく、缶をうまく積み上げることもできます。

 

★高等学校ロボット競技大会出場ロボ(清陵情報高校)

 高等学校ロボット競技大会の県大会や全国大会で活躍したロボットを展示しました。毎年変更になる大会の課題をクリアするため、工夫がつまったロボットです。今回は昨年の山口大会に出場したロボットを展示しました。

 

★ブロックロボット(清陵情報高校)

 いろいろなブロックを組み合わせて、ロボット作りに挑戦できるコーナーです。駆動する部品を組み込むと簡単なプログラムで動かすこともできます。多数のオリジナルロボットが誕生しました。

 

★自走ロボ(清陵情報高校)

 動きをプログラムされたロボットです。所定の位置にゴルフボールを載せると、プログラムされた秒数だけ進んで、動く方向を変え、またブログラムされた秒数だけ進んでいきます。さらには、所定の場所でゴルフボールを戻して、スタート位置に自動で戻る様子に、来館者の方もびっくりしていました。

 

★小機(清陵情報高校)

 2018年のロボット競技大会用に制作されたロボットの一部を来館者の皆さんにも操縦しやすいように改造したロボットです。ロボットでテニスボールを運んで、塩ビパイプの上に載せることができるロボットですが、なかなか難しく、大人の方でも真剣に取り組んでいました。

 

★操作体験用ロボット「五重塔」(清陵情報高校)

 吸盤を使って木の板や塩ビパイプを釣り上げて、五重塔の組み立てに挑戦するロボットです。バランスよく積まないと途中で倒れてしまうため、体験する方は真剣に取り組んでいました。

 

★ビーダマコースター(清陵情報高校)

 ビー玉をコース上部へモーターで移動させ、アルミ製のコースを転がします。ボールが飛び出さないようにコースを作るところが難しかったそうです。坂やカーブなどをビー玉がうまく転がる様子は小さいお子さんも喜んでご覧いただきました。

 

★操作体験用相撲ロボット(清陵情報高校・郡山北工業高校)

 アニメのキャラクターやロボットをモチーフにした相撲ロボットで対戦してもらいました。初心者でも安全に楽しめるように設計されていて、コントローラーをさわってすぐにロボット相撲を楽しんでいただきました。

 

★ビーダマコースター(郡山北工業高校)

 モーターを使って引き上げたビー玉をジェットコースターのしくみでコース上を転がします。コースはやわらかい素材で作られていて、坂やカーブなどを作ることができます。ビー玉がスタートからゴールまで到達する様子を見ていただきました。

 

★「Shootank(シュータンク)」(郡山北工業高校)

 コントローラーを使って操作し、ピンポン玉を相手のかごにどれだけ入れられたかを競う対戦形式のロボットです。兄弟や親子、友人同士などで楽しみながら、勝負していただきました。

 

★「Sma ROBO(スマロボ)」(郡山北工業高校)

 両手足に取り付けたセンサーにより人間の動きを検出し、その動きによりロボットを操縦するロボットです。また、スマートホン上のアプリでも操縦することができます。いろいろな方法でロボットの操作を体験していただきました。

 

★レスキューロボット(郡山北工業高校)

 遠隔操作できるロボットで、6本のタイヤと関節を使って悪路も進むことができます。今回はスマートフォンを使って操作に挑戦していただきました。

 

★「スネークヒッター」(郡山北工業高校)

 コントローラーを使ってハンマーロボットを操作し、ランダムで手前に向かってのびてくるヘビロボットを、もぐらたたきの要領でたたいてもらうロボットです。こちらも対戦形式で体験していただきました。

 

★「ものづくりロボット 3Dプリンター」(郡山北工業高校)

 3Dプリンターを使って、名前や好きな言葉を立体化したプレート作りを行いました。来場者の皆さんには、自分のプレートが少しずつできあがっていく様子をご覧いただきました。また、今回はデルタ型3Dプリンターも登場し、かわいい立体のうさぎを製作する様子をご覧いただきました。

 

★ロボットアーム(郡山北工業高校)

 モーター式や水圧式など、いろいろなロボットアームを展示しました。機械でできた腕を、レバー操作で自由に操り、ブロックなどをつかんだり、運んだりすることに挑戦していただきました。

 

★フォークリフトロボ(郡山北工業高校)

 動力に電動ドリルを使い、各方位への移動やリフトバーの上下もできる本格的なロボットです。稼働時間を設定し、時間内に荷運びミッションをこなす体験をしてもらいました。

 

★E-ドライバー(郡山北工業高校)

 左右の車輪を動かす動力に電動ドリルを使い、走行することができます。左右のドリルの回転数を調整することで、自由に方向転換でき、楽しく乗車体験していただきました。

 

★ドローン体験(郡山北工業高校)

 4つのプロペラで安定して飛行できるドローンの操縦を室内で体験できるコーナーです。地上のロボットと比べて飛行するドローンの操縦は難しかったですが、小さなお子さんから大人の方まで大人気でした。

 

★タッチゲームロボ「もぐライト」(郡山北工業高校)

 室内で遊べるよう開発されたロボットで、ランダムに光る周りのボタンを、全部押し終わるまでのタイムを競うゲームです。小さなお子さんにも大人気でした。

 

★からくり時計(郡山北工業高校)

 毎時00分になると、音楽が鳴り響き、その音楽に合わせて人形が上下しながら回り出します。また、反射光によりツリーが輝く演出もあり、特に大人の方や小さなお子さんに大人気でした。

 

★ロボット移動機構(郡山北工業高校)

 四輪の車を方向転換させるのに、「オムニホイール」という機構を使って、全方位に移動できる仕組みを操作体験していただきました。

 

★アイディア作品紹介 動画再生(郡山北工業高校)

 課題研究や部活動などで制作されたアイディア作品を動画やパネルで紹介しました。全日本学生児童発明くふう展にも出展・受賞された作品などもあり、高校生の柔軟な発想から生み出された作品の数々に大人を中心に関心を集めていました。

 

★ポップコーンマシン(郡山北工業高校)

 全自動でポップコーンを作成するロボットです。ただし、材料となるコーンは、制限時間内にクレーンマシンでつかめた分だけというゲーム性も兼ね備えていました。

 

★発電型チーム対戦ロボットゲーム「発電の絆」(郡山北工業高校)

 左右のハンドルを回して発電することによりロボットを動かす対戦型のゲームです。ロボットについている針で対戦相手のロボットの風船をわります。家族同士や友達同士など、幅広い世代に楽しく対戦していただきました。

 

 ご協力いただいた各校の先生方、そしてボランティアで参加し運営してくださった高校生の皆さん、本当にありがとうございました。