郡山市ふれあい科学館では2022年3月26日(土)・27日(日)に、スペースパーク企画展「ロボットフェスティバル」を開催しました。来場された皆さんには、高校生が製作したロボットなど、いろいろなロボットの体験・操縦を楽しんでいただきました。
★高等学校ロボット競技大会出場ロボット展示(清陵情報高等学校・白河実業高等学校)
2021年度もコロナ感染防止のため、全国大会は中止となりました。そこで、福島県内の工業を有する学校から27チームが出場し、トーナメント方式ではなく、学校ごとに競技をする形で行われました。今回は、3分間で4種類のアイテムを各エリアへ搬送しその完成度で得点を競ったロボットを展示しました。
★わなげロボ(清陵情報高等学校)
わなげができるロボットです。「わ」を発射する角度を上下左右で調整して、「わ」を飛ばすシンプルなルールですが、手で投げるよりも難しく、来場者の皆さんは何度も挑戦していました。昨年の出展からバージョンアップして、次弾が自動で装填されるようになりました。
★自転車コントローラー(清陵情報高等学校)
バイクを運転するゲームを、自転車を改造した高校生自作のコントローラーで来場者の皆さんに体験していただきました。手持ちのコントローラーと違って全身をフルに使うため、プレイが終わるとへとへとになってしまう方もいました。
★かくれ虫(清陵情報高等学校)
光が当たると動き出し、物陰などで光が当たらないと停止するロボットです。庭石を動かした時に、その下のダンゴムシが動き出すイメージで、フィールドのフタをどけるとロボットたちが一斉に動き出していました。特に、ロボット操縦が難しい小さなお子さんに大人気でした。
★じゃんけんロボット(清陵情報高等学校)
グー・チョキ・パーのボタンを押すと、手の形のロボットがその形に変形し、もう1つの手の形のロボットとじゃんけんをします。勝つと歌のプレゼントもあり、会場には、たびたびじゃんけんの歌が響き渡っていました。
★Pancake maker(パンケーキメーカー) (清陵情報高等学校)
パンケーキを自動で作ってくれる夢のようなロボットです。残念ながら会場で食用にパンケーキを作ることはできなかったため、展示のみとなりました。
★ジャパンマイコンカーラリー(JMCR)出場車両展示(清陵情報高等学校)
マイコンカーラリーは、コンピュータを搭載して自動運転できる車で走りタイムを競う競技です。特に大人の来場者の皆さんが興味を持ってご覧になっていました。
★Maze Runner(清陵情報高等学校)
片手で運転できるコントローラーで車型ロボットを動かし、スタートからゴールまでたどり着く時間を競ってもらいました。来場者の皆さんは、よりよいタイムが出るよう、がんばっていました。
★卓上消毒ロボットGanba(ガンバ) (清陵情報高等学校)
新型コロナウイルスの影響が長引く中、卓上を消毒できるロボットを作れないかと高校生が製作したロボットです。ディスク推進システムで前後左右に動いて消毒することができます。
★相撲ロボット(郡山北工業高等学校)
相撲用に製作されたロボットを操縦して、障害物をよけながら、標的の紙コップを土俵外に押し出すことに挑戦してもらいました。小さなお子さんも操縦方法を高校生の皆さんに習いながら、一生懸命に取り組んでいました。
★ビー玉コースター(郡山北工業高等学校)
ビー玉をジェットコースターのしくみでコース上に転がすロボットです。動く階段をビー玉が昇っていく機構や水車が水を汲み上げるようにビー玉をすくい上げる機構などを経て、ビー玉がスタートからゴールまで到達する様子を見ていただきました。
★クワガタロボット体験操縦(白河実業高等学校)
来場者の皆さんには、クワガタロボットを操縦して、フィールドに散らばったボールなどを大あごで挟み、ゴールまで移動することに挑戦してもらいました。
★CANボット(白河実業高等学校)
ロボットアームで空き缶をつかみ、ゴールまで運んでうまく空き缶を置くロボットです。どこの空き缶をつかむか、また、複数あるゴールのどこに置くかによって難易度が変わるため、来場者の皆さんは考えながら挑戦していました。
★サッカー・バスケットボール(ロボットゆうえんち)
ロボットを操縦して、サッカーのフリーキックやバスケットボールのフリースローに挑戦してもらいました。
★パイプロボコン(ロボットゆうえんち)
細いパイプの中を自在に移動できるロボットを操縦して、パイプのコースのゴールにどれだけ速くたどり着けるかのタイムアタックに挑戦してもらいました。
★ロボット展示(ロボットゆうえんち)
ロボットゆうえんちで製作されたロボットの展示を行いました。ロボットアームを使ったキャンディの掴み取りなどもあり、来場者の皆さんは真剣に取り組んでいました。
★キッズコーナー(ロボットゆうえんち)
ロボットの昆虫や恐竜、車の操縦など、主に小さなお子様向けのコーナーを設置しました。スペースを2つに区切って、同時に2家族までの体験としましたが、ご家族で一緒に楽しんでいただけたようでした。
★歴史パネル(ロボットゆうえんち)
SF世界のロボットや私たちの生活を支える産業用ロボットまで、幅広いロボットの歴史をパネル展示で紹介しました。また、会話ができるロボットの展示も併せて行いました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。