郡山市ふれあい科学館では、2022年9月25日(日)に福島大学と連携して、おもしろ科学びっくり箱「バイオ花火、ロケットを楽しんじゃお~!」を開催いたしました。
講師には、福島大学の杉森 大助先生をお迎えしました。
はじめに、さまざまなアルコールを使って、紙コップロケットを飛ばす実験を行いました。
まずは、そのロケットの発射台づくりです。アルミ缶の上部を缶切りでくり抜き、側面に千枚通しで穴を開けるのですが、参加者の多くは缶切りを見るのが初めてで興味津々でした。しかし、実際に缶切りに挑戦するとなかなか苦戦する子も多く保護者などのサポートを受けて発射台を完成させました。
その発射台に、アルコール分40%のウイスキーや消毒用の70%エタノールを入れて、ドライヤーで温め、側面の穴から着火すると、紙コップロケットが天井まで打ちあがりました。
後半では、過酸化水素水とドライイーストとスチールウールを使った花火の実験を行いました。
まず、理科の実験で使用する集気ビンに過酸化水素水とドライイーストを入れると、もこもこと酸素の泡が発生しました。その泡がはじけると、ビンの中の酸素が濃くなります。そこへ、竹串に巻き付けたスチールウールに着火して入れると、花火のように激しく燃える様子が観察できました。普段なかなかできない燃焼の実験に参加者の皆さんは興味深く観察していました。
杉森先生、お手伝いいただいた大学生の皆さん、本当にありがとうございました。