郡山市ふれあい科学館では、2024年2月17日(土)に曽田香料株式会社との連携により科学ゼミナール「香りの魅力 -オリジナル香水を作ってみよう-」を開催いたしました。

 講師には、東京にある曽田香料株式会社フレグランス開発部から、鈴木 文香さんをお迎えしました。

 曽田香料株式会社は、化粧品や食品等の香料から、ガス漏れ対策としてガスにつける香料まで、香りに関して幅広く研究・製造・販売を行っている企業です。日本国内だけでなく、海外にも拠点があり、福島県内では郡山西部工業団地に郡山工場があります。

 

 はじめに、先生から香りや香水に関してお話をいただきました。

香水には4種類あり、香料濃度が高く、香りが半日程度持続する「パルファム」から、「オード パルファム」、「オード トワレ」、「オーデコロン」の順で香料濃度が低くなり、香りの持続時間も短くなっていきます。

 また、香水のつけ方として、手首やひざ裏、足首などに少量つけることで香りがほのかに香るおススメのつけ方も紹介されました。

 後半はいよいよ香水作りです。まずは、先生に調香してきていただいた2種類の香料「フルーティ」と「オーシャン」を参加者の皆さんに嗅いでいただきました。そして、そのどちらかをベースとして、香水づくりに取り組んでいただきました。

 そして、「フルーティ」「オーシャン」それぞれに、トップ・ミドル・ボトムの3種類の香料があり、それらを混ぜ合わせて香水を作成します。ここでどのような割合で混ぜるかによって、完成する香りが大きく変わります。そこで、まずは参加者の皆さんに香料を数滴ずつ混ぜて、好みの配合を探していただきました。そして、一番好きな配合のオリジナル香水をお持ち帰りいただきました。

 

 講師を務めていただいた鈴木先生をはじめ、ご協力いただいた曽田香料株式会社の皆様、本当にありがとうございました。