郡山市ふれあい科学館では、2024年3月10日(日)に日本大学工学部との連携により、科学ゼミナール「地球を測る人工衛星を作ってみよう!」を開催いたしました。

 講師には、日本大学工学部情報工学科の若林 裕之 先生をお迎えしました。

 

 まず、若林先生から人工衛星とはどんなものか、また、宇宙空間からどのように地球を観測しているのかなどのお話がありました。

 先生は以前JAXAに勤務されていて、その際に陸域観測技術衛星(ALOS、だいち)のセンサー開発に携わっていました。

 お話の中には、ALOSに搭載されたセンサーの話や観測の仕組みなど、少し難しい内容もありましたが、図などを使ったわかりやすい説明で、参加者の皆さんは小学生から大人の方までメモも取りながら集中して聞き入っていました。

 後半では、陸域観測技術衛星(ALOS、だいち)のペーパークラフト作りに挑戦してもらいました。このペーパークラフトはJAXAで製作されたもので、各部を忠実に再現している分、少し難しいものとなっています。

 しかし、本物に近いので、先生が各机をまわりながら、各部品の役割などを解説してまわると、より興味が高まり、完成させた皆さんは充実した表情でした。

 また、帰り際に質問をする方も多く、人工衛星に興味を持っていただけたようでした。

 

 若林先生、本当にありがとうございました。