郡山市ふれあい科学館では2024年3月23日(土)・24日(日)に、スペースパーク企画展「ロボットフェスティバル」を開催しました。来場された皆さんには、高校生が製作したロボットなど、いろいろなロボットの体験・操縦を楽しんでいただきました。
★高等学校ロボット競技大会出場ロボット展示(清陵情報高等学校、白河実業高等学校)
2023年10月に行われた第31回全国高等学校ロボット競技大会福井大会(全国大会)に出場したロボットです。全国大会は、各都道府県で持ち回りとなっていて、2023年は福井県での開催でした。ルールも福井県にちなんで恐竜の発掘現場に見立てたコートで、化石に見立てた硬式テニスボールやペットボトルを、指定された場所に運ぶというものです。クリアする正確さや速さで得点を競い、福島県立清陵情報高等学校の瑠璃は全国5位という快挙を達成しました。
★競技ロボット操作体験福井・恐竜ロボット(清陵情報高等学校)
高等学校ロボット競技大会出場ロボットはたくさんのレバーやボタンを駆使して操縦するため、とても難しいロボットです。そこで、小さいお子さんでも操縦しやすいように先生方や高校生の皆さんが改良してくれました。体験した子どもたちは、操縦方法を高校生たちに習いながら、一生懸命操縦していました。
★Unity Games(清陵情報高等学校)
高校の課題研究として、生徒の皆さんがUnityというゲームエンジン(ゲームを制作するソフトウェア)を使ってアーケードゲームを一から製作しました。ソフトウェアだけでなく、筐体も高校生による製作です。筐体は木材を加工して、液晶モニターやスピーカーを組み合わせて製作されました。内容は、主人公の球体を操作して、画面内に散らばったアイテムを集めるゲームです。
★ロボット紹介パネル(清陵情報高等学校)
一般的なロボットの歴史から産業用ロボットの歴史、そして、人工知能の歴史など、幅広くロボットについて紹介するパネルを展示しました。また、日本の高等学校や高等専門学校のロボット競技大会のことなども海外のロボット競技大会とともに紹介されました。
★クワガタロボットシャドゥ(清陵情報高等学校)
リモコンを使って操縦する、クワガタ型ロボットが進化して帰ってきました。ボディは3Dプリンターで製作されました。リモコンが有線から無線に進化したり、クワガタの大あごは左右に開閉するだけでなく、上下にも動かすことができます。この大あごを使ってピンポン玉をつかんだり、運んだりすることができます。
★かぶとローダー(清陵情報高等学校)
リモコン操作で動かすカブトムシ型ロボットです。ステージ中央の穴から樹液(蜜)に見立てたピンポン玉が押し出されてきます。その玉を対戦相手より早くキャッチし、無事に奥の穴に運ぶミッションに挑戦してもらいました。
★かくれ虫(清陵情報高等学校)
光が当たると動き出し、物陰などで光が当たらないと停止するロボットです。庭石を動かした時に、その下のダンゴムシが動き出すイメージで、フィールドのフタをどけるとロボットたちが一斉に動き出していました。特に、ロボット操縦が難しい小さなお子さんに大人気でした。
★メイズランナー(清陵情報高等学校)
片手で運転できるコントローラーで車型ロボットを動かし、スタートからゴールまでたどり着く時間を競ってもらいました。来館者の皆さんは、よりよいタイムが出るよう、高校生にも応援されながらがんばっていました。
★グラディエーター(清陵情報高等学校)
中世のコロッセオで行われた剣闘士をイメージしたゲームです。特殊な4輪駆動方式である「メカナムホイール」を搭載したソードロボットを操作して戦います。このロボットは前後左右に動けるほか、回転もできるため、前部に搭載した剣で、対戦相手の後方にある板を切り飛ばすと勝ちになります。
★実習製作ライントレースカー(清陵情報高等学校)
同校の授業では、マイコン基板を使用して制御を行うライントレースカー製作を毎年行っています。完成後は、クラス内の最速と技術力を決める競技大会も開催して、技術力の高みを目指しています。今回はそうした歴代のライントレースカーが勢揃いしました。
★癒しロボット(清陵情報高等学校)
精神的なストレスが多いこの社会において、そのストレスを軽減できる"癒し"が必要と考えられ、このロボットが製作されました。頭に触れることにより、感情を目で表現できるほか、身体を回転させたり、尻尾を振ったりすることで、接した人が和やかな気分を出せるよう工夫されています。
★ジャパンマイコンカーラリー(JMCR)大会参加車両(清陵情報高等学校)
マイコンカーラリーは、コンピュータを搭載して自動運転できる車で走り、タイムを競います。特に大人の来館者の皆さんが興味津々でご覧になっていました。
★AI画伯ワークショップ(清陵情報高等学校)
AIに向かって描いてほしい絵に関するキーワードを伝えると、自動で絵を描いてくれます。できあがった絵はプリンターを使って印刷してお持ち帰りできます。簡単かと思いきや、伝える側の言葉選びの技術ももとめられ、ほしい絵を描いてもらうために、苦労している場面も見られました。
★紙切職人ワークショップ(清陵情報高等学校)
ハサミを使った切り絵工作。一般的には職人技な工作も、カッティングマシンを使うことで誰でも比較的簡単に作ることができるようになりました。ここではカッティングマシンが作った切り絵を、粘着力の弱いのりで別の紙に貼り付け、切り絵のみを残すように周りを竹串で取り除いてもらいました。
★デスクトップファクトリー 机上工場(3Dプリンタ)キーホルダー着色ワークショップ(清陵情報高等学校)
3Dプリンターで製作したプレートに来館者の皆さんがそれぞれ色を塗ってオリジナルアクセサリーに仕上げてお持ち帰りいただきました。
★3Dプリント(清陵情報高等学校)
3Dプリンターを使って、設計したプレートができあがる様子を実演しました。
★C型ロボットアーム製作ワークショップ(清陵情報高等学校)
3Dプリンターを使って製作した材料で、C型ロボットアームを作るワークショップを開催しました。ドライバー1本で手軽に作れるように設計されていて、多くの方が作っていかれました。
★じゃんけんロボット(清陵情報高等学校)
3Dプリンターを使って部品を製作し、人間の手の形を再現、じゃんけんをできるロボットが製作されました。
★ずんだもんのじゃんけんポップコーン(清陵情報高等学校)
AIを使って来館者のグー・チョキ・パーを認識し、じゃんけんをできるロボットです。じゃんけんをしてくれた相手にはポップコーンを作ってくれます。
★クワガタ?型ロボット体験操縦(白河実業高等学校)
来館者の皆さんには、クワガタロボットを操縦して、フィールドに散らばったボールやブロックなどを大あごで挟んで持ち上げ、ゴールまで移動することに挑戦してもらいました。
★ボール拾いロボット(白河実業高等学校)
高等学校ロボット競技大会出場ロボットを、小さいお子さんでも操縦しやすいように先生方や高校生の皆さんが改良してくれたロボットです。うまくボールを掴んで、階段状のゴールに置けるか挑戦してもらいました。
★6脚ロボット(白河実業高等学校)
リモコンを操作して、6本の足で歩くロボットを動かしてもらいました。操縦になれた方には、緑の線に沿ってスタートからゴールまでの移動にも挑戦してもらいました。
★四足歩行ロボット(白河実業高等学校)
テレビ等にも使われている赤外線リモコン1本で操作できるロボットです。4本の足で歩くだけでなく、ジャンプや腕立て伏せ、お尻フリフリ等、いろいろな動きをすることができます。
★相撲ロボット(白河実業高等学校)
相撲用に製作されたロボットで、前後左右に動いたり、腕を振り回したりすることができます。このロボットを操縦して、相手のロボットを土俵から押し出した方が勝ちになります。
★ビー玉コースター(郡山北工業高等学校)
ビー玉をジェットコースターのしくみでコース上に転がすロボットです。動く階段をビー玉が昇っていく機構や水車が水を汲み上げるようにビー玉をすくい上げる機構などを経て、ビー玉がスタートからゴールまで到達する様子を見ていただきました。
★相撲ロボット(郡山北工業高等学校)
相撲用に製作されたロボットで、前後左右に動いたり、その場で回転したりできます。このロボットを操縦して、障害物をよけながら、標的の紙コップを土俵外に押し出すことに挑戦してもらいました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。