2025年2月15日(土)に曽田香料株式会社との連携により、企業との連携事業「香りの魅力 -オリジナル香水を作ってみよう-」を開催いたしました。

 講師には、東京にある曽田香料株式会社フレグランス開発部から、鈴木 文香さんをお迎えしました。

 曽田香料株式会社は、化粧品や食品等の良い香りの香料から、ガス漏れ対策としてガスにつけて危機を知らせる香料まで、香りに関して幅広く研究・製造・販売を行っている企業です。日本国内だけでなく、海外にも拠点があり、福島県内では郡山西部工業団地に郡山工場があります。

 

 はじめに、先生から香りや香水に関してお話をいただきました。

 海外ではあまりお風呂に入らず、香水でにおいを消していたという話も多いですが、フランスのルイ14世のように潔癖症で1日何度も臣下に着替えをさせていたというエピソードもあり、お国柄だけでもないようです。

 また、香水というと海外のイメージが強いですが、日本では香木を焚いて香りを楽しむ文化が仏教とともに平安時代以前に伝わっていました。また、貴族の教養や文化として、香木を焚いて香りをまとう嗜みも日本で発展してきた歴史があるそうです。

 後半はいよいよ香水作りです。まずは、先生に調香してきていただいた2種類の香料「ティンクル」と「オーシャン」を参加者の皆さんに嗅いでいただきました。そして、好みの方をベースとして、香水づくりに取り組んでいただきました。

 「ティンクル」「オーシャン」それぞれに、トップ・ミドル・ボトムの3種類の香料があります。そして、それらを混ぜ合わせて香水を作成します。ここでどのような割合で混ぜるかによって、完成する香りが大きく変わります。そこで、まずは参加者の皆さんに香料を数滴ずつ混ぜて、好みの配合を探していただきました。今回はオプションで「アクセントローズ」という香料もあり、参加者の皆さんは悩みながら好みの香りを調香していました。

 

 講師を務めていただいた鈴木先生をはじめ、ご協力いただいた曽田香料株式会社の皆様、本当にありがとうございました。