ワゴン車に天体望遠鏡を積んで市内各地を回り、星の観望会を行う「星の宅配便」。令和6年度の第5回目は、2024年11月10日(日)に日和田公民館との共催で、同公民館を会場に開催しました。

 

【晴れ間を待ちながらの観察】

 今回は雲が多く、晴れ間を待ちながらの観察となりました。開始してすぐに雲の切れ間から月が見え始めたので、さっそく望遠鏡での観察を行いました。空の状況を見つつ屋内と屋外を行き来しましたが、ほとんど屋外で晴れ間を待ちながら活動を行いました。

 また、西の空に晴れ間が出てきたので、金星の輝きを肉眼と望遠鏡で観察しました。明るい姿を見て、ダイヤモンドみたい!と嬉しそうに観察する子や、少し欠けた形を見て、満ち欠けすることに驚いている方もいらっしゃいました。

【今日のターゲット】

 この日は上弦に近い月だったため、クレータがよく見えました。望遠鏡を覗くと、でこぼこした様子が分かり、みなさん楽しそうに観察をしていました。土星は環の形も見ていただき、望遠鏡が欲しい!と声があがるほどみなさん興味津々でした。

 前半でする予定だった屋内での星空紹介は、最後に観察のまとめとして行いました。星を探すコツをご紹介し、今回見た天体を振り返りました。

 今回は空の状況が悪かったにもかかわらず、結果的に月、金星、土星、夏の大三角を観察することができました。

 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

 今回で、今年度の星の宅配便は終了となります。また来年度にも、各公民館で開催する予定です。次は皆さんのところに行くかもしれませんので、楽しみにしていてください。