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今回は振り子の応用実験編です。フィルムケースを縦に重ねてセロテープでつけて柱にしたものがあります(写真1)。右から四個、六個、八個のケースで作ってあります。この高さの異なる柱をテーブルの上に並べてみましょう。ここで挑戦です。テーブルをゆらして、ひとつの柱だけを倒すことはできるでしょうか。 |
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(1) テーブルを少しゆらします (2) このとき、それぞれの柱のゆれ方がすべて違っているのを確認します
(3) 倒したい柱のゆれに合わせてテーブルをゆらします。このときあまり激しくすると全部倒れてしまいます
(4) ねらった柱が倒れたら大成功!(写真2)。 |
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大地震で、倒れる建物と倒れない建物があるのは、地震による大地のゆれと建物の高さによる振動の周期の共振が原因の一つになっているのです。一九四〇年には、アメリカ・ワシントン州のタコマ橋が、風と橋の共振により壊れてしまったという事故がおきています。ですから近年は建物を造るときは、共振を考慮しているのだそうです。 |
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(展示情報係 岡田 努) |
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2002年7月26日 福島民報新聞 「スペースパークで挑戦 夏休み!科学実験」より |
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