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[6] リング・デ・ビンゴ(上)
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2002/08/07 |
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スペースパークで大人気の面白い実験を紹介しましょう。まず手順について簡単に説明します。
(1) 空きびんを用意します。このびんはビールや焼酎(しょうちゅう)などのびんがいいでしょう。そして、びんの上に刺繍(ししゅう)用の輪を立て、さらにその上にペンのキャップなどを立てます
(2) 輪の内側に手を入れ、輪をすばやくつかみ取ります(写真1)。このとき、輪の内側からつかみとることが大切です
(3) うまくいくと、上に乗っていたペンのキャップがびんの中に入ります(写真2)。
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(写真1)輪を素早くつかみとる
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すぐにできる人もいますが、たいていはコツをつかむまで練習が必要です。下に置くびんはペットボトルなどの軽いものだとびん自体が動いてしまい難しくなるので、ガラスびんがいいでしょう。倒れたときに壊れないようにビニールテープをびんの周りに張りつけましょう。
この実験は「運動している物体はそこに力が働かない限り、同じ速さで運動を続ける。また、止まっている物体は力が働かない限りいつまでも止まったまま」という慣性(かんせい)の法則によるものです。難しい説明になってしまいましたが、要するに「だるまおとし」と同じで、輪がなくなるとキャップに働く力は地球が引く力だけになりキャップがびんの中に入るというわけです。宇宙でこの実験をすると、キャップはびんの上で浮いたままかもしれませんね。 |
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(写真2)ペンのキャップがびんに入る
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成功するためのコツですが、リングを取るとき手を水平に振り切り、体を軸にして回転させることです。ぜひ挑戦して下さい。
この実験は未来博や全国の科学館などでおなじみですが、名前がありませんでした。そこで「リング・デ・ビンゴ」と名付けました。この名前は科学館のオリジナルです。
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(展示情報係 岡田 努) |
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2002年7月27日
福島民報新聞 「スペースパークで挑戦
夏休み!科学実験」より
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